長丁場になる行政書士試験の受験勉強を耐え抜くには、合格するぞ!というモチベーションの維持は欠かせません。
気持ちが折れてしまうと、一気にやる気が無くなり、勉強に手が付かなくなり得ます。
最悪の場合、行政書士試験の受験を撤退する、ということも。
もちろん行政書士試験の受験を撤退するというのも、勇気ある1つの決断です。
その時間を別のことに使えるようになるので。
ですが苦労をしながら頑張って勉強したものを手放したくないと考えるなら、行政書士試験合格を手にするまで、モチベーションを持続させ続けなくてはなりません。
今回は、この受験勉強に必要なモチベーションを維持するためにやったことを、お話ししていきます。
モチベーションを維持するために、まずは自分の性格の分析から
私の性格は自他ともに認める、
- なまけもの
- 単純
いわゆるチョロイと言われる部類の性格です。
そのためモチベーションを維持するには、
- 鼻先にニンジン
- すごいね、えらいねと褒められる
もう、これだけでモチベーションダダ上がりです。
ホントニチョロイ……
このようにモチベーションを維持するコツは、個人個人異なります。
まずは自分の性格を自己分析して、モチベーションが上がる要因を見つけることがおすすめです。
これは行政書士試験の受験勉強だけでなく、どんな場合でも使えるのでここで自分について振り返っておくのは効果的です。
勉強方法の軌道修正にも活用できます。
何事もただなんとなくヤル、ではなくちょっぴり考えを絡ませることで、見えていなかったことが見え、視界が広がることがありますので、振り返り、やってみてください!
行政書士試験合格祝いのプラン:自分へのご褒美とモチベーションアップ
私は2021年、2022年、2023年と行政書士試験を受験し、2023年で合格しました。
2021年は法律の勉強が初めてだったので、勉強が目新しく特に意識していなくてもモチベーションが下がることはありませんでした。
不合格の時は過去問もほとんどやっていない状態で行政書士試験を受験したので、やっぱりね、という感じで来年頑張ろと思うだけだったのです。
2022年もボケーと受験してしまったので、2021年の状態に毛が生えた程度で不合格でした。
ただ前年よりも、出来ないなりに点数は少し上がっていましたし、問題も解けるようになっていたので、成長は感じていました。
そしていよいよ2023年。
仕事をしながらの受験勉強は、負担だったのでいい加減勉強が嫌になってきています。
ここまで積み上げたから捨てるに捨てきれず、2023年も行政書士試験に挑戦することにしました。
勉強の内容自体は嫌いじゃないですが、仕事との両立が嫌だったので、前2年より意識が少し違ったと思います。
今年受かる!
だめならやめようかな……
ある意味、2023年が最後かなという雰囲気だったのです。
ですがいい感じに手ごたえと問題が解けるようになっていたので、欲がでて、合格したら~と考えるようになっていました。
ご褒美どうしよう。
いつの日か勝手にそう考えるようになっていたのです。
よし!
合格したら、アレ買っちゃお!
私は生活がカツカツの貧乏生活をしていたので、普段本当に無駄遣いはしていません。
何年も同じ服を着回し、服の1着も買えない、時にはお昼ご飯代もケチる、そんな生活です。
そんな中でのご褒美!
やる気上がります!
合格したらアレを買うために、断然頑張りました!
単純な性格でよかったです?
合格をしたら好きなことを思いっきりやる、ご褒美に何かを買う。
鼻先ににニンジンがあると、やる気になるので、もしよかったらご褒美、考えてみてください。
行政書士試験の合格が分かり、合否のハガキが来て、合格を確信したとき、そそくさとネットでポチリと、アレをしっかり買いました!
達成感を感じるための振り返りで、モチベーションアップ
先にお話ししたように、年々行政書士試験への手ごたえが良くなってきました。
過去問を解いても正解を導けるようになり、解いた問題の解説も見ないで答えの理由が言えるようになったのです。
仕事と勉強で時間に追われ苦しい日々を送っていました。
でもこの成長を感じられたとき、今までの勉強はムダではなかったんだなと実感できました。
ここまで出来るようになったから、まだいける!頑張れる!
そう気持ちの切り替えができたので、過去の自分を振り返り、成長を感じることは重要だと思います。
毎日の勉強の中では劇的な変化がないので、あまり意識できないかもしれません。
ですが諦めずコツコツと勉強を続けていたら、確実に成果が上がっています。
ぜひ一度、自身の現在の勉強の進捗を確認するため、そして成長を感じるために、たまに振り返って、頑張っている自分を褒めてあげてください。
継続できること。
努力できること。
これも1つの立派な才能なんです。
と、自分に言い聞かせていました。
達成感や成果を感じるために、解いた問題集の正解の数を見たり、勉強履歴などを見て、実際に自分頑張ってる!と確認してみてください。
きっと、これからも頑張ろう、もうちょとで〇〇だ!と、やる気の継続に繋がるはずです。
リフレッシュとリラックス:バランスを取るための時間管理
モチベーションを維持するためには、適度な休息が必要です。
受験勉強は自分の時間を削って、やりたいことを我慢して、行政書士試験に向き合っている時間ですよね。
私もそうでしたが、フルで仕事をしながらの受験勉強は、疲れるし眠気との闘いにもなります。
それによりフッとやる気が削がれることがあります。
そんなときこそ、頑張ってる自分を、たまには労ってあげてください。
私は労い過ぎて不合格を喰らった感が否めませんが、適度な休息、リフレッシュは必要です。
確実に1年で合格するのならば、我慢がきくかもしれません。
不合格を考えて勉強する方は少ないかもしれませんが、疲れてフラフラな状態で勉強をしても、正直頭に入りにくかったです。
思考力の低下で仕事も勉強も能率が落ちます。
こうなると、あまりいいことがないんです。
思考力が落ちていたら、何度か解いた問題なら正解にたどり着けるでしょう。
初見の問題や、記述式の問題になると、思考することがとても重要になり、太刀打ちできなくなってきます。
思考力が低下していると、考えがまとまらなかったり、時間が無駄にかかったりするんです。
1番最悪なのは、この状態で行政書士試験の本試験を受験することです。
行政書士試験の受験時間は13ː00~14ː00で、3時間試験を受けなくてはなりません。
私は2021年の受験の際、間際に仕事が忙しかったのと、最後は詰込みだったのとで、試験の本番中に思考力が途中放棄されてしまい、しばらく手を止めてしまいました。
試験官に不審者と思われないか、ドキドキしていたものです。
試験本番の緊張と初見の問題、疲れもあり思考が全く働かず、問題文を読んでも頭に入らず、脳みそフリーズ状態。
問題は解けないし、フリーズしているタイムロス。
時間ギリギリで全問取り合えず埋めただけの状態でした。
こうならないためにも、日ごろからメリハリを付けた勉強をおすすめします。
勉強するときは集中力が高い状態で進め、適度に休息しながら心身ともにリフレッシュを欠かさない。
そして万全な体制で行政書士試験に挑むように、心がけてみてください。
新しい挑戦を設定する:次のステップに向けた目標設定
あなたは、行政書士試験に合格したら、どうしたいですか?
いわば行政書士試験に合格した後の、夢や希望についてです。
これがモチベーション維持に多いに役立ちます。
行政書士の資格は、他の法律系国家資格よりも、独立開業色の強い資格です。
裏を返せば他の資格よりも、研修や組織に属するというシステムが少ないともいえるのですが。
これは長年の制度や、行政書士の職域の広さも関係しているといえます。
この辺りは別記事で書いていこうと思っていますが、とにかく行政書士はやれることが多いんです。
司法試験なら司法修習で、ある意味研修をし、二次試験合格で資格取得になり、イソ弁・ノキ弁などが考えられます。
司法書士なら新人研修・特別研修があります(実践的に業務が学べる)。
ちまたでは行政書士は食えない、取得しても意味ないとか言われたりすることもあるけれど……
行政書士で扱える仕事の中で、レッドオーシャンに飛び込み競合の多い中で戦うか、ブルーオーシャンに飛び込み新規開拓をしていくか。
書類作成のスペシャリストを目指すか、アドバイザー的役割を仕事にするか。
独立開業、個人事業主として何をするか、夢が膨らみます。
このように行政書士試験合格後になりたい自分を想像し、未来を見据える目標を掲げることにより、行政書士試験合格はゴールではなく通過点になり、よりモチベーションの維持がしやすくなるでしょう。
このような長期目標だけでなく、中期・短期の目標を掲げるのもモチベーション維持におすすめ。
1つ1つクリアしていく達成感がキモです。
今回のまとめ。行政書士試験合格を目指すならモチベーションの維持は欠かせない!
やる気がおきなきゃ、勉強も手につかないですよね。
私は法律の勉強が初めてで、フルタイムで仕事をしつつ、行政書士試験に挑みました。
法律の言い回しは回りくどくて始めは理解しにくく、嫌になることもあります。
思うように勉強が捗らず、嫌になることもあります。
仕事で疲れ、時間も取れず、嫌になることもあります。
長い試験勉強期間の中で、嫌になる原因は様々あるのではないでしょうか。
それをクリアし、知識を付けた先に行政書士試験の合格が待っています。
この嫌になる事を乗り越えるためにも、モチベーションの維持を上手に使って、行政書士試験合格を掴んでください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。