行政書士試験に合格するために、そしてその対策をより確実にするためには、まずは試験の構造を知る必要があります。
この構造を知らずに試験対策をしていると、方向性を間違え、思わぬ落とし穴にはまる可能性があるからです。
こういった試験の分析系の記事は、予備校様が得意な分野ではありますが、受験生だった自分の立場からの視点を入れて発信していこうと思います。
今回は行政書士試験の足切り点にフォーカスし、
- 足切り点と得点の関係
- 足切り点と突破のための対策
について解説していきます。
行政書士試験で足切りで泣かないために!
戦いに勝つには、まずは敵を知ることからです。
ここから見える対策の糸口を是非、掴んでいただけると幸いです。
行政書士試験の得点絡みの構造を理解しよう
今回は足切り点がメインテーマですが、行政書士試験の得点からの観点から、全体像をざっくり把握していきます。
この得点に関する全体像を把握しておくことで、勉強のバランスや対策が立てやすくなります。
ちなみに行政書士試験の合格率は、毎年10%台。
合格率が気になったら、こちらをご参考ください。
行政書士試験は300点満点
行政書士試験は満点を獲得すると、合計300点満点です。
この300点満点の中で、以下の科目に大きく分けられます。
- 法令等科目
- 基礎知識科目
また得点割合はこちらです。
科目 | 得点数 |
法令等科目 | 244点 |
基礎知識科目 | 56点 |
合計点 | 300点満点 |
さすがに法律系の国家試験なので、法令等科目の得点割合が段違いに高いことが分かります。
ここから分かることは、法令等科目の勉強に比重を置くと、合格に近づくと考えられますね。
行政書士試験の総合合格基準点(足切り点)は180点
行政書士試験の合格基準点は180点以上です。
行政書士試験は絶対評価試験なので、ある条件をクリアした上で、この180点以上を獲得していれば、合格者人数に関係なく合格することができます。
ただし合格基準点はあくまでも基準点であり、
(注) 合格基準については、試験問題の難易度を評価し、補正的措置を加えることがあります。
と試験を監督している、一般財団法人 行政書士試験研究センターのWEBサイトに記載があります。
たいていは180点合格基準点ですが、2014年度の行政書士試験では、難易度が高かったため、合格基準点が166点以上に訂正されたことがあります。
これは試験が終わってみないと分からない部分ですが、上ブレすることがないように祈る他ありません。
(180点の規定以上に上ブレするかは定かではありません)
例え何度か受験経験があったとしても、受験案内は必ず確認するようにしましょう。
行政書士試験では、まずこの総合得点を180点以上目指すことから考えましょう。
これが最終関門です!
行政書士試験には足切り点が設定されている
ここからが今回の本題となっていきます。
行政書士試験には、足切り点が設定されています。
詳細は次の項目から解説していきますが、まずは得点の状況を確認しておきます。
行政書士試験では、大きく2つの科目に分けられるとお話ししました。
- 法令等科目
- 基礎知識科目
そしてこの2つの科目それぞれにつき、合格基準点、つまり足切り点が設定されています。
科目 | 得点基準 足切り点 | 基準割合 | 満点 |
法令等科目 | 122点 | 満点の50%以上 | 244点 |
基礎知識科目 | 24点 | 満点の40%以上 | 56点 |
合計 | 180点 | 満点に60%以上 | 300点 |
行政書士試験の不合格者で、特に基礎知識科目の足切りにあい、涙を呑む方もいらっしゃいます。
このことから配点割合の少ない基礎知識科目の対策も、決して疎かにできないものであるということができます。
むしろ得点割合が少ない上に、試験範囲が広いので、対策が難しい科目であると、見ることもできます。
法令等科目と基礎知識科目、両方の合格基準点を突破しないと、いくら総合点が180点以上でも不合格です。
足切り点とは?行政書士試験での重要性を理解しよう
そもそも足切り点とは、言い換えれば合格基準点になります。
少々キツイ言い方ですが、足りない部分は切り捨てるという意味なので、合格基準点に達していない場合は、その時点で不合格となります。
そして先にお話ししたように、行政書士試験には足切り点という、合格基準点が設定されています。
しかも3段構えの仕様です。
下記表のように、法令等科目、基礎知識科目、総合点の3つの壁を突破しないとなりません。
これに足元を掬われ、合格できなかったというケースがあります。
科目 | 得点基準 | 基準割合 | 満点 |
法令等科目 | 122点 | 満点の50%以上 | 244点 |
基礎知識科目 | 24点 | 満点の40%以上 | 56点 |
合計 | 180点 | 満点に60%以上 | 300点 |
最終的に目指すべきところは、総合点の180点以上ですが、
- 法令等科目 122点以上
- 基礎知識科目 24点以上
これらを、それぞれ足切り点を突破しないと、合格になりません。
例えば、次のような場合は、行政書士試験の合格となるのか考えてみましょう。
- 合計点 183点
- 法令等科目 160点
- 基礎知識科目 23点
答えは不合格です。
合計点も法令等科目も、足切り点は突破していますね。
ですが基礎知識科目が23点です。
基礎知識科目の基準点24点以上に達していないからですね。
このように行政書士試験では、総合点だけ気にすればよいのではなく、それぞれの得点にも気を配らなくてはなりません。
時間のない中勉強しなくてはならないため、この得点コントロールが難しいのです。
これが行政書士試験が難しい理由の1つとも言えます。
得点コントロールを確実にするためには、正しい勉強方法と効率性が重要になります。
足切り点が設定される科目について
くどいようですが、大事なことなので何度でも言います!
- 合計点 180点以上
- 法令等科目 122点以上
- 基礎知識科目 24点以上
行政書士試験では、この足切り点を死守しなくては合格できません。
合格点180点以上については、法令等科目 + 基礎知識科目の得点なので、分かりやすいと思います。
ここからは、各科目の得点状況を確認していきます。
まずは全体像は以下の表をご覧ください。
問題数や配点を把握しておき、自信の得意不得意や獲得すべき点数を、頭に入れて勉強していくことがおすすめです。
常に点数を意識しながら勉強し、危機感を持つことで、勉強へのモチベーションや足切りへの回避に繋がります。
科目 | 問題数 | 配点 | 合計点 | 基準点 | 出題形式 | |
法令等科目 | 基礎法学 | 2問 | 8点 | 244点 | 122点 | 5肢択一式 |
憲法 | 5問 | 20点 | ||||
民法 | 19問 | 76点 | ||||
行政法 | 9問 | 36点 | ||||
商法・会社法 | 5問 | 20点 | ||||
憲法 | 1問 | 8点 | 多肢選択式 | |||
行政法 | 2問 | 16点 | ||||
行政法 | 1問 | 20点 | 記述式 | |||
民法 | 2問 | 40点 | ||||
基礎知識科目 | 一般知識 | 14問 | 56点 | 24点 | ||
行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令 | ||||||
情報通信・個人情報保護 | ||||||
文章理解 | ||||||
合計 | 60問 | 300点 | 180点 |
法令等科目の足切り点
行政書士試験の法令等科目は、46問出題されます。
法令等科目の中で、満点の50%以上の122点以上獲得で、足切り回避です。
基礎知識科目より出題数が3倍程多く、尚且つ半分以上正解すればよいので、数字上では気持ちに余裕が持ちやすい科目ではあります。
足切り突破を目指すには、もちろん満遍なく勉強する必要がありますが、中でも出題数の多い民法と行政法は力を入れるべき科目です。
ただしその分勉強すべき範囲が広く、細かい部分まで目を向ける必要があります。
行政書士試験の法令等科目では、この民法と行政法の出来が、合否を左右すると言って過言ではありません。
実力が付いてくれば、法令等科目の足切りは、あまり怖くありません。
そもそもここで点数を稼げないと、合格基準180点の足切りにまで、届かないからです。
基礎知識科目の足切り点
行政書士試験の基礎知識科目は、14問出題されます。
基礎知識科目の中で、満点の40%以上の24点以上獲得で、足切り回避です。
基礎知識科目では、正解が40%以上で足切り回避なので、そう難しくないように思われがちです。
ただし、行政書士試験の基礎知識科目では、14問と出題数が少ないので、1問間違えたときのダメージが案外大きいのです。
また、一般知識に関しては勉強範囲が絞りにくく、範囲も広いので対策しにくい科目と言えます。
そのため基礎知識科目で足切りに合うケースが少なくありません。
どうしても配点の高い、法令等科目の勉強に時間を取られ、対策が疎かになりがちな基礎知識です。
しかし足切りの危険が高い科目であるので、軽んじることなく対策をしておくことが必要です。
また情報通信・個人情報保護や文章理解で点数を稼ぎ、総合点の上乗せを目指す一手となりますので、時間がなくても必ず勉強しておくことをおすすめします。
私は基礎知識科目については、最低限足切り突破すればいい!という思いで試験に臨んでいました。
足切り点に引っかかる原因とは?
行政書士試験の足切り基準点は、決して高くありません。
- 総合点 満点の60%以上
- 法令等科目 満点の50%以上
- 基礎知識科目 満点の40%以上
それでも足切りにあってしまうのは、以下の原因が考えられます。
- 勉強時間不足
- 対策不足
- 見込み違い
- 勉強範囲が広い
①勉強時間不足に関しては、時間を確保して勉強する他ありません。
私もフルタイムの仕事をしながらの受験勉強だったので、このジレンマはよく分かります。
②の対策不足にも関わりますが、効率よく勉強することが重要です。
これで時間が少なくても得点に繋げやすくなります。
③の見込み違いは、②の対策不足とも関連しますが、自分ができると思っていた部分ができなかったということです。
例えば基礎知識科目であれば、文章理解は全問正解しておきたいところです。
この文章理解は法令等科目のように、知識があってどうのという問題ではありません。
その場で自分の思考を駆使して、回答しなければなりません。
基礎知識科目は出題数が少ないので、これを外してしまえば、かなり痛手です。
そして④の勉強範囲が広いです。
各科目、出題範囲は提示されていますが、何分ザックリしていますよね。
例えば、民法と言われても、民法の条文は千を超えています。
過去問の傾向を見て、この辺が出題範囲かなと絞ることはできますが、そうは言っても勉強することはたくさんありますよね。
基礎知識科目の一般知識でも、過去に世界的な問題、日本、アジアなどからも出題されています。
これこそ対策が難しく、勉強範囲が広いために足切りになってしまう要因と考えられます。
科目により特性があるので、それを見越して対策を立てておくと、足切り回避に繋がります。
行政書士試験は範囲が広いので、勉強する箇所が重要になってきます。
科目ごとの効果的な対策法
では行政書士試験で足切りに合わないためには、どうしたらいいのでしょうか。
法令等科目の対策?
法令等科目は、以下の科目が出題されます。
- 基礎法学
- 憲法
- 民法
- 行政法
- 商法・会社法
はい、これまたザックリしていますね。
ただしここでは出題数と出題形式を参考に、対策を考えていくことができます。
まず行政書士試験の要と言うべき、民法と行政法はガッツリ対策していきます。
共に勉強範囲が広いので、過去問を活用し効率よく勉強することがコツです。
次に力を入れたい科目は憲法です。
憲法は民法と行政法に次いで出題数が多い科目だからです。
そして多肢選択式でも出題されます。
多肢選択式では、たとえ不確実な記憶であったとしても、問題文の前後を読んで選択肢と照らし合わせれば、回答できる場合が多くあります。
部分点とも言える、1つでも合っていれば加点されるので、これは見逃すことはできません。
過去問数も多くないので、最低限その部分だけでも確実に理解しておくことをおすすめします。
ここまでと言っても膨大な範囲ですが、この3科目だけで、あくまで足切りに関してですが、十分に突破は可能です。
民法と行政法を制すれば、行政書士試験は合格が見える!
範囲広いけど……
基礎知識科目の対策は?
基礎知識科目は、以下の科目が出題されます。
正直ザックリし過ぎ!と感じませんか。
特に①の一般知識ってどこ出るのよ!という感じですよね。
- 一般知識
- 行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令
- 情報通信・個人情報保護
- 文章理解
②行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令と、③情報通信・個人情報保護については、条文数など限りがあるので、まだ勉強の目途は付けやすいです。
この2点は必ず押さえ、得点できるようにしておく必要がありますね。
2024年の行政書士試験から②行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令と、範囲が明らかに限定されたので、基礎知識科目は勉強しやすく、得点しやすくなったと考えられます。
今までは③情報通信・個人情報保護と④文章理解が得点源だったので、以前と比べると、少し余裕がでたのではないでしょうか。
③情報通信・個人情報保護と④文章理解に関しては、最低でも過去問を数回は回しておくことが必須です。
このように基礎知識科目が対策がしやすくなった分、足切り回避に繋がります。
出題範囲が変更になったことにより、足切りで満足せず、総合点の積み上げのためにも、点数を伸ばしておきたいところです。
私は③情報通信・個人情報保護と④文章理解を絶対に落とさないために、過去問を使用して勉強しました。
行政書士試験の過去問を使った足切り対策の重要性
私は独学での行政書士試験受験だったので、頼りになるのは過去問で、過去問の中でも肢別過去問集がメインの勉強アイテムでした。
特に肢別過去問集を勉強していると、同じ論点が繰り返し掲載されていることに気が付きます。
同じページに連続して掲載されている問題もありますし、また離れたページに掲載されている場合もあります。
このように過去問で勉強をすると、重要論点、つまりよく聞かれる項目が見えてきます。
そして同じ論点を、視点を変えて聞かれることがあるんだ、と分かります。
行政書士試験の本試験では、過去問と全く同じ問題がで出題されるわけではありません。
ですが重要論点を確実に正解できる、違う視点から問われても回答できるようになっておくのが必要です。
そうすることで、足切り回避の手助けの一因となり得ます。
また特に5肢択一の過去問集を使って、出題形式を把握し、回答の練習をしておくことが重要です。
出題形式が違う、すなわち回答方法が違う、ということは極端に言えば回答の思考方法が違う、ということができるからです。
使う基本知識はどの出題形式で同じでも、アウトプットの形式が異なれば、もたつくことが考えられます。
このように過去問を使うことで行政書士試験にとって、最低限必要なことが見えてきます。
この最低限必要なことを確実にこなせるようになることで、足切り回避に繋げることができます。
過去問をぜひ活用してみてください。
5肢択一式の過去問集は、行政書士試験の出題形式に慣れるために使用しました。
いわば回答の練習用、という感じでしょうか。
行政書士試験本番の足切り回避の時間管理
まずは時間内に全問回答することは、最低条件ですね。
そのためには勉強期間中に、より早く回答できる練習も兼ねておくことがおすすめです。
私は行政書士試験本番で、見直しの時間を取りたかったので、勉強期間中はいかに早く回答できるかを、自分の中で常に課していました。
これらのことからも、行政書士試験での足切りを回避するためには、どの問題をどのくらいの時間で解くということを考えておくことがおすすめです。
その中には自分の得意不得意を考慮した戦略を取り入れておくべきです。
足切りを突破するためには、特に科目ごと、出題形式ごとに戦略を立てておきたいところです。
時間短縮のため勉強期間中にやるべきこと
- 過去問や問題集を使い早く解く練習をする
- 出題形式ごとの時間配分を決めておく
- 時間を計って問題を解く
- 模試に挑戦する
- 5肢択一の回答テクニックを身に付ける
- 記述式の思考をアウトプットする練習をしておく
試験時間の配分に関する時間管理でやれることは、実は受験勉強時に案外たくさんあるんですよね。
特に試験本番になると、緊張もあり、普段できていたことができないという可能性も考えられます。
実際に私は最初の行政書士試験受験時(不合格)は、問題文が頭を素通りしてしまう程で、しばらくフリーズしていました。
こんなタイムロスをしないためにも、前もっての対策は本当に大事だと実感しています。
行政書士試験の本番は時間との勝負でもあります。
実力があるのに時間が足りなくて失敗するのは、悲しすぎますよね。
普段からいかに早く回答できるかの訓練をしておけば、本番でも慌てません。
行政書士試験のバラエティに富んだ出題形式に対応する
行政書士試験では、法令等科目と基礎知識科目のように、違う科目が出題されるだけでなく、出題形式もバラエティに富んでいます。
- 5肢択一式
- 選択式
- 記述式
- 長文問題(基礎知識科目)
- 試験問題60問の中で、出題科目がどんどん変わっていく
全問が5肢択一式であれば、テンポよく回答していくことができるでしょう。
ですが、出題形式が違うだけで、回答のリズムが崩れます。
そしてこの出題形式が違うと、回答にかかる時間も変わってきます。
それぞれの出題形式に対しての回答の練習、いわゆるアウトプットの練習をしておくのも重要だと感じました。
過去問を使って、この出題形式を練習しておくことが重要です。
何気に選択式問題は時間が掛かりました。
似たような選択肢があったり、数が多いので、慣れておいて良かったと実感しました。
どの位の時間で回答するか目安をつけておく
行政書士試験の試験時間は3時間(180分)です。
出題数は60問ですから、単純計算で1問につき3分ですよね。
でもこれでは見直しの時間もありません。
個々人で得意不得意があるので、それに応じた時間配分を決めておくことが大切です。
- アウトプットが苦手なら、記述式の時間を長めに取る。
- 長文問題の時間を長めに取る。
- 選択式の時間をちょっと長めに取る
などし、ここから逆算しつつ、出題数の多い5肢択一の時間を考えていきます。
ここでも科目によって得意不得意があるでしょうから、行政法はちょっと長めで、というような感じで目安を付けるとよいでしょう。
行政書士試験本番で、キッチリ考えた配分で試験を進められるとは限りません。
得意科目の問題が予想外に難しく、時間が掛かった!なんてこともあり得ます。
そのためにも、予備の見直しの時間は、余裕を持たせておきたい所ですね。
実は私は問題ごとに時間を決めていませんでした。
とにかく全体的に早く解くことだけは、勉強中も常に意識していました。
今回のまとめ。行政書士試験で足切りに泣かないために。
行政書士試験では3つの足切り点が設定されています。
- 総合点 180点以上
- 法令等科目 122点以上
- 基礎知識科目 24点以上
特に点数割合の低い、基礎知識科目が対策が不十分のために、涙を呑む受験生が多いとも聞きます。
2024年行政書士試験から一般知識が基礎知識に変わり、出題内容も若干修正されました。
このことにより基礎知識科目の対策が取りやすくなったと言われています。
そうなると特に基礎知識科目では、足切り突破だけを目指すのではなく、総合点の底上げのためにも、積極的に点数を狙っていくのも1つの方法です。
行政書士試験の足切りに泣かないために、試験の概要を理解して、どの科目をどうやって、どの勉強していくかの対策が必要でなります。
得意不得意もあるので、効率よく勉強していくことがおすすめです。
また行政書士試験では、過去問をやったからと言って合格できる試験ではありません。
結構意地悪な出題もされるので、問題文をよく読むことと、勉強では理解重視が必要となります。
裏を返せば、理解重視の勉強をして、法律の当てはめ方を理解していれば、試験のその場で考えて回答できる問題もあるということです。
行政法のように条文や判例が多めに出題される科目もありますが、暗記の後の理解重視の勉強が、合格へのカギとなります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。