私は行政書士試験、不合格を経験しています。
2021、2022、2023年と受験して、2023年で行政書士試験に合格しました。
行政書士試験に合格するには、勉強の方向性を間違えると、合格が遠のく可能性が強いですが、勉強のやり方は人それぞれです。
勉強の方向性と勉強のやり方は、似て非なるものだと考えています。
勉強方法は人それぞれ、合う合わないがあるので、良いと言われるやり方で勉強をして不合格になった、という場合だってあり得ます。
そもそも、法律知識がある人の勉強方法を、法律の勉強が初めての人が、そのまま真似するのはちょっと厳しいと感じませんか?

そこでです!
自分の勉強のやり方を早く見つけるのも、行政書士試験合格に近づく重要な要素の1つですですが、まずは試験に失敗しないための方法を考えてみませんか。



ダメな部分を前もって排除すれば、後はそれ以外の部分を伸ばすだけ!?
そのためには、失敗要因を知っておく必要があります。
私と同じ轍を踏まないように、そして失敗要因を知って行政書士試験の不合格を回避できるよう、私の行政書士試験不合格のやらかし体験?を赤裸々に?告白していきます。



これはダメな例です!
決して私みたいにならないでください!
計画性ゼロ!そもそも計画が立てられない?!



私はある意味無計画に、行政書士試験に臨んでいます。
独学で勉強方法が分からないからこそ、逐一、勉強計画を見直す必要があります。
計画が重要だと感じたこと
行政書士試験の勉強期間は、通常長丁場です。
行政書士試験の勉強をしていく中で、長い期間の勉強を乗り越えるには、勉強計画は重要だと感じました。
行政書士試験は範囲も広く、勉強する科目数もあるので、勉強計画を立てておくと、勉強が進めやすくなり、自分も勉強の目安があるために、気分的にも楽になります。
そんな勉強計画が重要だと感じた理由としては、以下になります。
- 今やるべきことが明確になる
- 足りない部分の洗い出しができる
- 達成したときの充実感でやる気アップ
- 勉強の方向性を見誤らない、進路の修正が早期にできる
- サボり対策
計画通りに事が運ばない!
私は計画を立てるのは好きですが、いつも実行が伴いません。
計画を立てるのが楽しい、それで満足!な気質を持っています。
それは行政書士試験の勉強にも言えることでした。
フルタイムで仕事をしていて、法律の勉強が初めてだったので、日頃の疲れと、法律の難しさで思うように勉強が進みません。
それで最初に立てた計画が、どんどん崩れていくことになりました。
そして勉強計画が崩れていくことで、計画を無視し始め、計画なんて在って無いようなモノと化していたんです。



そして、ダラダラ勉強が始まります。
勉強にメリハリが無くなり、どんどんやるべきことが遅れていきます。



結果として、2021年は行政書士試験本番に間に合わなかったんですね。
2021年の行政書士試験では、勉強開始時期も4月位で遅かったこともありますが、行政書士試験当日までに、書店に売っている行政書士試験の基本書を数回読んで、過去問をほとんど解かずに試験に臨みました。


こんなんで行政書士試験に合格できるわけがありません。
しっかり不合格です。



敗因は確実に、勉強不足なのと、無計画ということにあります。
翌年もまた勉強計画を立てて、勉強を開始するのですが、あれよあれよと、結局なし崩し的に勉強計画は破綻していきます。
計画は、1度決めたらそれが絶対ということはありません。
時には、もっと効率の良い勉強方法に出会うこともありますし、方向性の間違いに気づくこともあります。
適宜勉強計画を見直し、修正しつつ進めていくことが重要です。
計画がダメなら目標にしてみた
私の行政書士試験の勉強計画は、破綻しまくりです。
そこで、考えました。



長期計画がダメなら、目先のことから、1つずつこなしていこうと考えました。
中期、短期で目標を立て、こなしていくことを。
計画と目標は似たような意味ではありますが、厳密に言うと、こんな感じで少々異なります。
それぞれのイメージとしては、目標は山の頂上に到達すること、計画はその山に登るためのルートや方法と置き換えられます。





大雑把に言えば、私が選んだ目標は、手段は選ばず、期限までに達成させる!
ある意味、無計画です。
例えば、毎日2時間勉強する、と計画を立てても、残業があれば時間が取れず、勉強ができなかったり苦行です。
ならば、1週間でここまで終わらせる!と意気込んだ方が、単純明快!
私にとっては気が楽でした。
昨日は1時間の勉強だけど、今日は3時間勉強して、ここまで進んだ!とフレキシブルで、私には性格的にも、生活状況的にも、方法として合っていました。
長期目標だとダラダラ勉強になりそうだったので、中期、短期の目標をこまごまとこなしていきました。
この目標を1つ1つコツコツ乗り越えると、達成感もありやる気アップに繋げることができました。



ですが、中期、短期目標のみだと、目先のことだけなので、年間の全体像が見えませんよね。
うっかりしていると、行政書士試験が目前!ということになりまねません。
そのため、例えばですが、1月までは行政法、3月までは民法、9月は基礎知識をやる、10月は問題を解きまくるなど、大まかに予定を決めておき、その中で中期、短期の目標をこなしていくことをおすすめします。
計画と目標をミックスして、上手に勉強していくことで、時間をムダにすることも減り、勉強もスムーズに進みやすくなると考えます。
教材ジプシーの悪夢!早期に使用教材を厳選すべき



行政書士試験の勉強が独学なら、自分に合う教材を見つけるのも一苦労です。
またその教材を使う時期を見誤ると、先に進めなくなることがあるので、要注意!
1日も早く、自分に必要な1冊を入手する



何事も色々手を広げすぎると、どれも中途半端になりかねません。
勉強の中途半端を回避するためにも、行政書士試験の勉強をやると決めたら、いち早く自分が使う教材を決めておくことがおすすめです。
極端な話、肢別過去問集1つ取ってみても、数社の予備校が出版しています。
解説が少し違う、などありますが、過去問は過去問です。
肢別過去問集を何冊も用意する必要はありませんよね。
判例集を取っても、違う判例が掲載されているかもしれませんが、その異なる部分の判例の数はそう多くありません。
分厚い判例集1冊、すべて理解できますか?
教材をいくら集めても、それだけでは当然行政書士試験に受かりません。
だったら書店で中身を見て、自分に合いそうな気に入った教材を、必要な各々の1冊あれば十分です。
こちらも極端な話、法律の勉強をしたことがある方なら、過去問集1冊でもよいくらいです。
自分がどんな勉強をするのか、何に重点を置いて勉強するのかを見極め、本当に必要な教材を絞り、やりこむことをお勧めします。



ゲームのレベル上げでも、同じことを何度も繰り返していきますよね。
行政書士試験の勉強も、繰り返すことはレベルアップの第一歩です。
間違った時期に、適さない教材で撃沈



完結に述べるとすれば、自分のレベルに合わない教材を使わない、ということです。
私は法律の勉強が初めての状態で、行政書士試験の勉強を始めました。
独学ということもあり、どうやって行政書士試験の勉強を進めたらいいか分からず、常に手探りの状態でした。



そんな私が、衝撃を受けることになります。
まずは書店で売っている行政書士試験用の基本書を読んで、分かった気になり、五肢択一の過去問集に早々に取り掛かりました。



全然解けません。
そう、法律の勉強が初めての人が、行政書士試験用の基本書を読んだだけでは、一般的に過去問は全く解けないのです。



五肢択一の過去問集は言わば、行政書士試験の試験問題です。
基礎の基礎しか読んでいないのに、行政書士試験の試験問題が解ける分けがありません。
ではどうするか。
現状の基礎の基礎レベルの自分の位置と、全く解けない試験問題である五肢択一の過去問集の間を埋める必要がありますよね。
ここで何の教材を選ぶかは、個人の勉強方法によるところになるでしょう。


私は分からないながらも、行政書士試験レベルや出題傾向に対応すべく、1問ずつ問題を確認していける、肢別過去問集を入手し、これをメインに勉強を開始しました。
必要な知識はほとんど肢別過去問集で勉強しました。





ここで間違っても、その法律の基本書を選んではいけません(例えば偉い先生が書いた、行政法の基本書など)。
予備校で教材として使用していることもありますが、それは講師が必要な個所を提示し、解説してくれます。
独学だと、どこが大事か分かりにくいですし、そんな専門書は読むだけでも時間が掛かります。
私たちは法律の学者を目指すのではなく、あくまで目標は行政書士試験の合格ですよね。
こういった部分が行政書士試験の勉強の方向性と言うことができますので、注意が必要です。
暗記に走った末路!理解不足で問題解けず



基本事項については暗記が必要ですが、そこから先、行政書士試験の問題を解くには、暗記では点数が稼げません。
見たことが無い問題に対応するには、理解力がモノを言います。


暗記に心血を注いだ勉強時期
私は法律の勉強が初めてだったため、とにかく行政書士試験用の基本書の中身を覚えることに注力していました。
行政書士試験用の基本書が分かった気になったら、過去問に移行したのですが、私がメインで使っていた肢別過去問集の勉強方法も、最初はとにかく過去問の内容を暗記するような勉強をしていたんです。



そしてダメダメな状態に陥りました。
この肢の問題の答えは、〇。
暗記することに一生懸命だったため、勉強しているうちに、過去問の答えを覚えてしまった経験はありませんか。
確かに過去問集の正解率は格段に上がります。
正解率が上がったために、これなら次の行政書士試験は合格しちゃうかも!と淡い期待を抱いたものです。



これで本当に実力が付いているのでしょうか。
結果は木っ端みじんでしたけど。
暗記をして過去問が解けても、行政書士試験の本番の問題が解けなくては不合格です。



行政書士試験の本番で、過去問ままの問題は出題されますか?
されませんよね。
そうすると、実際の行政書士試験の本番で出題される問題が、さっぱり分からないのです。
あんなに時間を掛けて勉強したのに、ほとんど実になっていませんでした。
多少点数が取れていますから、あながち暗記もムダではありません。
例えば、行政書士試験の試験中にも、問題が暗記した内容に近いものがあったとします。
アレ!あれのコト!でも、答えが分からない!
そんな状態で行政書士試験を受験していました。
法律の勉強が初めてで独学の場合、まずは手あたり次第、暗記に走る方が多いのではないでしょうか。
確かに法律知識がなければ、問題を解くこともできず、そこから先にすすむことができません。
そのため行政書士試験の勉強の始めの頃は、むしろ法律知識の暗記に注力するのはあながち間違いではないでしょう。
ですが、ちょっと考えてみてください。
暗記とは何でしょうか。
暗記とは何か
暗記とは、そらで覚えること、すなわち、書いてあるものをスラスラ言えるようになることです。
極端な話、今ここに書いている文章を、暗記していれば見なくても言えるようになることです。
つまり表面上の文章、文字面だけを覚えている状態です。
私は決して文章が上手ではないですし、こんなにツラツラ文章を書いていても、自分の言いたいことを全くお伝えできていないかもしれません。
コイツ何言いたいんだ?状態かもしれません。(ここは理解力の強化訓練の場として、活用いただけると……)
ですが、お伝えしたいことがあり、このようにブログとして記録しています。
要は暗記には、このページでは、何の話をしていて、何が言いたかったのか、そこまでの内容理解は含まれていないということです。
さらに、例えば判例をイメージしてみてください。
裁判が行われ、判決が言い渡されますよね。
判例集にはその流れが書かれています。
暗記をしていれば、この裁判があって、この判決が出ました。
これは答えられますよね。
判例集に文字として書いてあり、暗記しているから。
ではどうしてそのような結論になったのか、そこまで説明できますか。
暗記ではこの説明をすることが、急に難しくなります(または説明できない)。
この説明ができるくらい理解していないと、行政書士試験の問題が解けません。



これが暗記の限界なんです。
暗記の先、暗記したものを上手く使えるようになるために、その内容を理解しておくことがとっても重要ということが身に染みて分かりました。
あと一歩で問題が解けないのは、理解が足りないから
暗記で行政書士試験の過去問が解けていても、本試験の問題が解けない。
私はそんなジレンマに陥っていました。
独学での勉強だったので、自分のレベルも、どこまでしかできていないのか、状況を知ることができません。
その時のまま同じ勉強方法を進めていても、結果は行政書士試験不合格のまま変わらなかったでしょう。
暗記で行政書士試験の問題に太刀打ちできないことを実感したので、そこから先どうしたらいいのか考えました。
そこで私は、暗記したものを、自分の言葉で説明できるようになる!という目標を掲げ、勉強方法を変えていきました。
私が実際にどう勉強したかは、別記事に譲りますが、この暗記と理解の差が分かるか、そして勉強方法を見直し、取り組んでいけるかが、行政書士試験合格のボーダーラインになると考えます。


過去問を軽視!試験問題の傾向を無視した結果



過去問は行政書士試験のヒントが詰まった、宝箱!
試験を受けるなら、過去問は避けては通れない関門です。
行政書士試験の勉強を始めたばかりの頃、私は過去問を軽視していました。
軽視していたというよりも、独学で法律の勉強が初めてだったので、行政書士試験用の基本書を読むことで精いっぱいで、2021年の試験を受験してしまったんです。
当然2021年の行政書士試験は不合格。
知識不足だけでなく、行政書士試験でどんな問題が出題されるのかも、全く分からず、路頭に迷うことになります。
とにかく初見の問題に翻弄される
行政書士試験の勉強を始めた頃は、過去問を見て、分からな過ぎて驚愕。


実際の行政書士試験で、初めて見る問題に驚愕。
焦りと、こんな試験受からない!というメンタルが叩きのめされる2年間を送りました。
行政書士試験の過去問の勉強不足により、こんな問題が出るの!?という驚きと、どこかで見たことがあるような気がするけど、解き方が分からない…という焦りで試験本番は散々です。
実際の試験問題は、参考書や問題集で学んだ知識を応用させる力を問うものが多く、単なる知識の暗記では太刀打ちできないことを痛感しました。
そこでどうしたらいいのか、考えることになります。
初見の問題が解けない、故に点数が伸びずに不合格。
結論として、知識や勉強不足だけでなく、問題の傾向や頻出テーマに対する理解が浅かったことが行政書士試験不合格の要因であると考えました。
この部分をクリアするには、過去問を繰り返し解き、出題形式やよく問われる論点を吸収して、自分で思考する力を付けていくようにしました。
そうすることで、過去問がスルスル解けるだけでなく、初見の問題も少しずつですが解けるようになっていきました。
過去問はただ解くだけではダメ
行政書士試験の過去問の勉強にシフトしてから、気が付いたことがあります。
過去問はただ解いただけでは、点数が伸びません。
重要なのは、一度解いた問題についてなぜその答えが正解で、他の選択肢が不正解なのかを徹底的に分析する必要があります。


私はこの過程を繰り返すことで、自分で考えることができるようになり、初めて応用力を手にすることができたと考えています。
この理解をしながら勉強を進めるには、かなり時間がかかります。
そのため過去問には早い段階から取り組むべきだと考えています。
私もそうでしたが、初めは分からないことばかりで、ちっとも正解に辿りつけません。
ですがなぜ間違えたのか、問題を丁寧に復習し次は絶対に正解するという意識で取り組むことで、先が明るくなり始めました。



このころから、私いけるかも!と不確かな自身が芽生えました!
私自身、最後の2023年の行政書士試験では、過去問演習を勉強の中心に据えた結果、驚くほど自信を持って問題に向き合えるようになり、合格を手にすることができました。
過去問を軽視する失敗を繰り返さないよう、ぜひ皆さんも早めに取り組んでみてください!
試験対策の優先順位ミス!点数配分の見誤り



行政書士試験での出題数から見ると、行政法と民法を押さえるのが必須!
分かっているけど?!
そもそも私は勉強が追い付かず、あまり戦略的に勉強ができていませんでした。
そのせいもあり、試験範囲全体をカバーしようともがき、配点の高い分野や出題頻度の高い問題に集中できないまま、結局時間切れになってしまいました。
その結果、合格点に届かないという結果は言うまでもありません。
点数配分を理解することの重要性
行政書士試験では、各分野ごとに点数配分が決まっていますよね。
例えば、憲法や民法は高得点を狙える重要な科目ですが、行政法はさらに高い配点を持っています。
これを踏まえると、優先順位としては行政法の深掘りが最優先と考えられます。
一方で、一般知識科目は足切りがあるため、一定水準以上の点数を確保する必要があります。
配点を無視してバランス良く勉強してしまうと、高配点の分野で失点が多くなり、全体の得点が伸びない可能性があります。
逆に、高配点の分野に集中することで、試験全体の点数を効率よく伸ばせる可能性が見れてきます。
私が陥った優先順位ミス
行政書士試験の勉強をしていて、出題数の多い行政法や民法、その中でも苦手な分野を潰すことが重要だと、十分認識していました。
認識していたのに、振り返ってみると、自分が得意な部分にばかり時間を割いていた傾向に気が付きました。
例えば、憲法が得意な人は、つい憲法の問題集ばかり繰り返すのような感じです。
しかし、試験では民法や行政法の点数配分が憲法よりも大きいため、好きな科目ばかり勉強しても全体の点数にはつながりませんよね。
私も結局のところ、自分に甘い偏った勉強によって、思ったように点数を伸ばすことができませんでした。
基礎知識は後回しでいいの?!
私は幸いなことに過去の行政書士試験で、基礎知識(旧一般知識)の足切りに合ったことはありません。
でも総合点の底上げの、得点源になってもいませんでした。



基礎知識を総合点の得点源にするという、見方もできます。
2024年の行政書士試験から、一般知識が基礎知識に変更になり、出題範囲も若干変わりましたので、少々勉強がしやすくなりました。
とは言え、足切りがあるので手を抜くこともできないことに変わりありません。
基礎知識では一般知識となると出題範囲が絞り切れず、ふんわりしていることもあり、基礎知識全般が後回しにされがちです。



どうしても法律科目に注力してしまうのも仕方ありませんよね。
基礎知識は何だかその場で乗り切れそうな感じがしてしまうんです。
そのため基礎知識の勉強をしたのは、9月頃から気分転換と危機感を感じたときに少し手を出しただけです。
ただあまり余裕ぶっていると、足切り点に届かなく、法律科目が高得点なのに不合格という可能性もあるので、注意が必要な、悩ましい科目です。
ニュースや時事問題の確認、文章理解の練習など、気分転換がてらでもいいので、勉強しておくことがおすすめです。
疲れたから明日やろ。それは明日もやらない合言葉



私自身の経験だと、疲れたから明日やろうは、まず明日も曖昧になり、どんどん色んなことがズルズルと……。
行政書士試験の合格を目指し勉強されている方の多くは、仕事と勉強、兼業されている方が多いです。
そうなると、残業だった、今日はいつもよりお客様が多くて忙しかった、日々状況が違います。
そうすると当然その日の夜に行政書士試験の勉強をするとなると、疲れてパフォーマンスが悪くなる傾向になりますよね。
そして言ってしまうのが、明日やろう、ではないでしょうか。
私はこの明日やろう、がかなりの強敵でした。
本当に明日やる?5分でも手を掛けてみるのが吉
昨日やらなかったことを、確かに明日やるかもしれません。
でもその明日やる予定の勉強分は、どうしますか。
その日に頑張ってこなすか、または先送りにするのか。
この明日やろう、が積もりに積もっていくとどうなるでしょう。
どんどん計画が遅れていきますよね。


夜勉強する方は、その日の疲れが残っているので、正直勉強するのがしんどくなります。
ですが実際に自分が仕事をしながら、行政書士試験の勉強を経験していたことから言うと、明日やろうでもいいんです。



でも!5分でも10分でも、今日の分に手を付けるべきだと考えます。
そしてその5分や10分以降の残りを、明日やろうにしてみてはどうでしょうか。
理由としては、
- 1日サボってしまうことで、勉強をやるという習慣のリズムを狂わせないため
- いざ勉強を始めたら、そのまま、その日の勉強を継続する可能性があるため
勉強習慣を狂わせてしまうことや、せっかく覚えたことなどを、忘れないようにするために、5分や10分でも勉強に向き合うことがおすすめです。
実際に自分が行政書士試験の勉強をしてみて、勉強って習慣なんだなと感じています。
また2つ目の、いざ勉強を始めたらという点に関しては、勉強を始めるまでが案外腰が重いんだなと実感していました。
実際にその日ヘロヘロでも、ちょっと勉強するつもりが、いざ始めてみたら平常通りにこなしていた、というケースが多かったんです。
たった5分だけ頑張ろうと思って、その日の勉強を始めたつもりなのに。
なんだか、ちょっと頑張ろうって思っただけなのに、お得な気分になりませんか。
明日やろうという気持ち、あっても良いと考えています。
考えが甘い、そんなんじゃ受からない、と言われそうですが、それでも継続できなければ話になりません。
明日やろうが続いて、行政書士試験のレースからフェードアウトするのか、継続して合格を掴むのか。
明日やろう、がある意味分かれ道です。
あなたはどちらの道を選びますか。
数々の誘惑に敗北!気づいたら手にスマホが!



無意識って恐ろしいものです。
そしてまた、スマホの威力はハンパないことを痛感しました。
まだ行政書士試験の受験勉強に染まり切っていなかった頃、勉強をしていたはずなのに、気が付いたら手にスマホが!
そしていつの間にか勉強が疎かに!
こんな経験ありませんか。
本気の受験生であれば、そんなことはないかもしれませんが、本気度合が少なく、集中力が弱かった勉強初期の頃は、数々の誘惑に連敗していました。
思い返せば、小・中・高校生の頃から、宿題をしていたのに、テスト勉強をしていたのに、手にマンガが!という不思議な経験を積んでいます。
子供の頃から、無意識のうちに誘惑に負ける素質が、十分にあったんです。
行政書士試験の受験勉強時代も、その素質は健在で、自分の駄目さ加減にショックを受けていたものです。
本気になり切れていない証拠が露見!
そもそものところ、集中していれば、よそ見することもありませんよね。
私自身も誘惑に負けていたのは、2021年のボーっと勉強をしていた時と、疲れていたりして集中力が無いときです。
行政書士試験の受験勉強中、私は途中から集中力メインの勉強に切り替えたのですが、そこからはほぼ、スマホなど誘惑に負けることなく勉強をすることができるようになりました。
私なりの結論として、行政書士試験の勉強をするにあたり、誘惑に負けるようでは、まだまだ。
行政書士試験の勉強に、実が入っていない、絶対に合格するという気持ちが薄いと考えます。
本当に行政書士試験に受かってやろうと思ったら、無意識によそ見なんてしません。
根詰めて勉強をしても、逆に勉強の進みが悪くなったりするので、リフレッシュすることは大切です。
私からしたら、適度なリフレッシュな寧ろ推奨したいくらいです。
ですが無意識のうちに誘惑に負けているのは、ダメです。
この誘惑への誘いが、無意識か意識的か、これを勉強やる気バロメーターの、ボーダーラインとして目安にするのもありだと考えます。
体調管理の軽視!眩暈が永遠の友達?!



体調管理に無頓着だった頃、体調不良のために行政書士試験の勉強どころではなくなってしまいました。
私はフルタイムで仕事をして、独学、そして法律の勉強が初めての状態で、行政書士試験に挑戦しました。
2021年は行政書士試験用の基本書を読んだ程度での受験だったので、大して無理な勉強はしていませんでした。



この不合格を機に、気持ちを切り替えて2022年は勉強を進めたのですが、ここで足踏みをする状況に陥ります。
2021年があまりに不甲斐なさ過ぎたため、かなり気負っていたんです。
とにかく勉強時間が足りない!知識量も足りない!足りないずくしで焦りだけが膨らみます。
そのため、勉強時間だけは無理に長く取るようにしていました。
行政書士試験の勉強時間を確保するために削ったのは、睡眠時間です。



それがいけなかった。
仕事中も勉強中も、いつでもどこでも、常に眠い!
寝不足で頭も痛いし、仕事でパソコンを見ていると気持ち悪い。
通勤電車で立っていると、眠いしクラクラする。
電車の乗り換えで歩いていると、フラフラするし、何だか危ない。



この状態で、行政書士試験の勉強、できると思いますか?
もちろん、ただ勉強することは可能です。



でもそれって、ちゃんと頭に入って、理解できているのでしょうか。
ただやった気になっただけ、無駄に時間を消費しているように思いませんか。
心身共に体調が整っていないと、本来の力は発揮できないというのは想像しやすい所でしょう。



では、時間のない人はどうしたらいいのでしょうか。
テレビやスマホを見ている時間を勉強に充てる。
通勤や仕事の休憩時間など、すき間時間を使う。
これは最低限としても、普段からそんな時間もあまりない場合は、睡眠を削るしかないと、考えがちです。
私もそうでした。
でも、フラフラクラクラと大変不調な目に会い、勉強時間を確保した割には、大して成長できませんでした。
睡眠時間を削って勉強しても、ちっとも良いことが無かったので、睡眠時間は元に戻し、まずは体調を整えることに重点を置きました。
やはり心身の体調が整っていると、勉強の進みもやる気も、何だか透明感があるように、全く効果が違います。
私は体調はそのままキープするために、睡眠時間は確保した上で、勉強方法を変えることにしました。
方法というよりも、意識という方が良いかもしれませんが。



私が特に注力したのは、常に集中力を持って勉強することです。
集中力が途切れたり、乗り切れなかったときは、すぐに小休止を挟むことにし、リフレッシュすることにしました。
そうすることで、勉強時間の少なさを少しでもカバーするようにしたんです。
どんなに長い時間勉強しても、ダラダラやっていては、時間の割に収穫が少ない場合があります。
対して、集中力が高い状態で勉強をしているときは、短い時間でも、思った以上に収穫がある場合があります。
この収穫率が高い状態を、回数を重ねる、という発想に変えたんですね。
おかげで、体調は普通!勉強も進み、私的には一石二鳥でした。
行政書士試験の追い込みで、最後にちょっと位の寝不足なら、試験を乗り越えることもできるかもしれません。
ただ行政書士試験本番で、最高のパフォーマンスを出せない可能性があります。
脳も身体も心も、どうか労わってあげてください。
その労わりが、脳も身体も心も、自分に力を貸してくれます。
長い行政書士試験の受験勉強で、体が資本!どうか、忘れないでください。
今回のまとめ。これを真似たら行政書士試験は不合格!



今回は行政書士試験に不合格になる要因、私の体験をお話ししてきました。
この行政書士試験に不合格になる要因に納得していただければ、今後の勉強の底上げになると考えます。
失敗したことを繰り返さなければ、そこから下に落ちることはありませんよね。
それが底上げという理由です。
勉強の方法や伸ばす方法などは、たくさん情報としてありますが、今回は敢えてマイナス面、これをやっていたら行政書士試験不合格、というラインを考えていきました。
ある意味当記事の内容は、行政書士試験に合格、はたまた受験勉強をする際の最低ラインです。
私の体験記的な内容になってしまいましたが、少しでも行政書士試験不合格を回避できるよう、是非眺めてみてください。
これは行政書士試験不合格の先輩からの、ダメダメアドバイスです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。