行政書士試験に合格するために、独学と予備校のどちらが良いか論争は、WEBやYouTubeなど多くの場所で目にするのではないでしょうか。
特に行政書士試験を初めて目指す方や、成績が伸び悩んでいる方には、悩む問題の1つでもあります。
ではなぜこの独学と予備校どちらがいいか、悩むのでしょうか。
- 法律の勉強が初めてで法律を知らないから
- どうやって行政書士試験の受験勉強をしたらいいかわからないから
- 早く合格したいけど、お金や時間も都合がつくか不安
- 成績が伸び悩んでいる
- 勉強が続くか不安
などなど、個々人の様々な背景があるため、悩みが尽きないのです。
結果として、目標にした行政書士試験に合格(できれば1年でも早く)できれば、独学でも予備校でもどちらでも良い、というのが本音ではないでしょうか。
(むしろお金を掛けずに合格できれば、なお良し!)
今回は行政書士試験の受験勉強に、独学か予備校かどちらがいいのか、受験生の目線から比較して、1日でも早くこの悩みが解消し、勉強がスタートできるようにポイントを提起していきます。
行政書士試験は独学でも受かる?予備校でも受かる?
行政書士試験に合格できるかという観点からいうと、当然ながら、独学も予備校も絶対合格できるということは断言できません。
それぞれ何年も受験勉強をしても、なかなか合格に手が届かないことだってあります。
ですので行政書士試験は、独学だと受からないとも言えないし、予備校を活用すれば受かるとも言えないのです。
例え予備校を利用したとしても、大変な苦労のある受験勉強をするのは自分自身、困難を乗り越えるのも自分自信です。
独学にしろ予備校にしろ、どれだけ正しい勉強方法で勉強をこなし、勉強の内容を理解していくかが1番の合否の分かれ目です。
行政書士試験は独学と予備校、どちらが早く受かる?
行政書士試験に合格できるかは、自分の取り組み方次第です。
行政書士試験の勉強を初めてスタートするとき、私もそうでしたが、独学だと何をどう勉強したらいいのか分かりません。
独学だと、自分の勉強法を確立するまでは、万年、手探り状態です。
WEBやYouTubeなどで勉強方法の情報もたくさんあるので、独学の方はそれらを参考にする方も多いと思います。
そのため独学の場合はこのような情報収集から入り、手探りで勉強をしなくてはならないので、その分、予備校利用者よりも遅れを取ってしまいます。
予備校を利用する場合は、予備校の教材やカリキュラムに沿って勉強をすることがベースになるので、寄り道がなくて気持ち的にも楽になり、勉強も早くスタートできます。
行政書士試験は出題範囲が広いので、1日も早く勉強をスタートさせたいところです。
独学でちょっとズル?をするとなると、予備校のパンフレットなどの進行スケジュールを参考にして、自分の勉強スケジュールを立てるのも方法の1つです。
行政書士試験は独学or予備校どちらが良い?!ポイント比較してみた!
ここからは、行政書士試験合格を目指すのに、独学と予備校どちらがいいのか細かいポイントを挙げて、比較していきます。
個々人で生活背景が異なるので、自分にはどう当てはまるのか、想像しながらお読みいただけると、最終的に自分には独学と予備校のどちらが合うのか、指針になります。
ちょっと数が多いですが、お付き合いください。
コスト面について
- ●独学の場合
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書籍などの教材費のみで済むため、予備校よりも断然安上がり。
- ●予備校の場合
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入学金や授業料、時には教材費などがかかるため、お値段お高め。
なるべく行政書士試験の受験勉強に、費用を抑えたい人は独学が向いています。
ですが予備校は分割払いなどのサポートもあるため、予備校に相談してみましょう。
私は生活の関係で、お金を掛けることができなかったので、独学で勉強をしました。
必要な書籍も、きちんと取捨選択して揃えることがおすすめです。
スケジュール管理について
- ●独学の場合
-
すべて自己管理が必要です。
勉強スケジュールからして、自分で立てなければなりません。
特に行政書士試験の勉強が初めての場合、どう勉強したらいいかわからないので、計画的に勉強するのが難しいです。
- ●予備校の場合
-
あらかじめ勉強スケジュールが決まっているので、計画的に勉強しやすいです。
時間管理が苦手な場合、独学だと勉強に苦労する場合があります。
その場合は、サポートのある予備校の方が、余計なことに頭を使わず、勉強に集中できる環境になります。
どう勉強すべきか、とても悩みました。自分の勉強スタイルを確立するまで、時間が掛かったのが、敗因の1つと考えています。
モチベーション維持について
- ●独学の場合
-
孤独な戦いです。
自分でモチベーションを保つ必要があります。
自分のペースで勉強したい、ペースを崩されたくない場合は独学が向いています。
- ●予備校の場合
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他の受講生との交流や、講師の指導で意欲が続きやすいです。
最近はWEB受講が多いので、実際に交流するケースは減っている傾向にありますが。
予備校によってはWEB受講でも、受講生や講師との交流の場を設けているところもあるので、予備校選びの1つの指針になります。
独学では孤独になりがちなので、仲間の存在が大事だと思う方には予備校がおすすめです。
私はどちらかというと、モクモク派なので、独学でも苦ではありませんでした。
しかし、励ましあえる仲間がいるのは、モチベーション維持には、大きな力になると思っています。
身近な人の応援っていうのも、だいじなポイントですね。
教材や情報の質について
- ●独学の場合
-
教材の選択が自由な反面、何の教材を使えばいいのか、また色々手を広げ過ぎてしまう可能性があります。
何が自分に本当に必要なのか、見極める力が必要です。
- ●予備校の場合
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行政書士試験対策のプロが提供する教材ですので、効果的です。
ただし予備校を選ぶ際には、テキスト見本を必ず見ることがおすすめです。
自分に合わなかったり、内容が不十分に感じる場合は、他の予備校と比較する必要があります。
教材選びに悩むなら、予備校の整った教材が効果的です。
私は教材選びはまずWEBやYouTubeを見て、どれが自分に合うか検討していきました。
実際に聞くのと使うのとでは、違うので、できれば書店で現物を見て教材を選ぶことを強くおすすめします。
行政書士の勉強で、理解しにくい部分のサポートについて
- ●独学の場合
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自己解決。
WEBやYouTubeなど、参考文献など、自力で情報収集することが求められます。
WEBやYouTubeなど、そのまま鵜呑みにできないこともあるので、要注意です。
- ●予備校の場合
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質問対応や解説授業でサポートが受けられます。
一人で疑問点を解決するのが苦手、難しいと感じる方には、予備校の講師サポートが心強いです。
独学で分からない部分を理解するのはとても苦労します。
ですが自分で調べた分、忘れにくく、勉強になったと感じています。
調べものが得意、好きな方には、おすすめですが、時間がかかるので程よい線引きが必要です。
試験対策の充実度について
- ●独学の場合
-
自分で行政書士試験の勉強計画を立てる一貫で、模試や過去問を自分で選び、用意する必要があります。
- ●予備校の場合
-
行政書士試験の模擬試験や過去問の対策が充実しています。
選ぶ講座によっては、模試までパッケージされている講座もあります。
試験の傾向分析が不安な場合は、予備校の対策講座を活用すると効果的です。
私はお金が掛けられない関係で、初めから模試も頭にありませんでした。
ですが独学でも試験形式や環境になれるためにも、模試を経験しておくことは、アドバンテージになります。
勉強場所の自由度について
- ●独学の場合
-
好きな場所や時間で勉強可能ができます。
自宅やカフェなどで勉強できるため、集中できる環境を自分で確保する必要があります。
自習室やコアワーキングスペースの利用も考えられます。
- ●予備校の場合
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校舎に通うか、オンライン講座を選ぶ必要があります。
予備校に自習室が完備されていれば、予習復習もしやすく効率よく勉強できます。
忙しかったり、時間が限られているなど、柔軟に勉強したい人は独学が向いていますが、集中できる環境を重視するなら予備校通学もおすすめです。
自習室やコアワーキングスペースを利用される方も、いらっしゃいます。
家では中々集中できなかったので、私の一番の勉強場所は、通勤電車の中でした。
家では耳栓や、川の流れの音で、周囲の雑音が気にならないように、工夫していました。
やはり、勉強できる集中できる環境は、死活問題です!
合格実績とサポート体制について
- ●独学の場合
-
自分のペースで進めるため、合格率は自己責任になります。
- ●予備校の場合
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行政書士試験の合格実績を公開している予備校もあります。
また合格に対する様々なサポート体制も整っています。
実績が重要だと感じるなら、合格率の高い予備校のサポートが頼りになります。
もちろん合格率も大切ですが、一番はその予備校が自分に合うかが大切です。
どうしてもサポート体制が整っている予備校の方が、一般的に合格率が高い傾向にあります。
学習の進捗管理について
- ●独学の場合
-
自己管理が大切になります。
- ●予備校の場合
-
進捗確認や復習サポートがある予備校もあります。
勉強の進捗の管理が難しい方は、予備校の指導の方が計画的に勉強が進みます。
独学の場合は、学習の進捗は自己管理が大変ですが、自分のペースに合わせて計画を組み直せる利点もあります。
行政書士試験終了後の進路サポートについて
- ●独学の場合
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そもそもサポートなんてない!
行政書士試験終了後の進路も、自分で情報収集からする必要がある。
- ●予備校の場合
-
行政書士試験後の進路相談や、開業サポートが受けられるところもある。
行政書士試験合格後のサポートを希望するなら、サポートの充実している予備校を探すか、合格後あらためて開業に特化した予備校を含めた情報収集が必要です。
行政書士試験合格後の進路も、開業専門の予備校もあるので情報収集は必須です。
開業をしたら自分の力で開拓していく必要があるので、情報収集から取捨選択しつつ、自分の目指すべき道を模索する必要があります。
時間の柔軟性について
- ●独学の場合
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仕事や家庭の都合に合わせて、自由に学習時間を調整することができます。
その分自己管理をしっかりする必要があります。
- ●予備校の場合
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決まった時間に通学や授業がある場合は、スケジュールが固定されやすいです。
ですが最近はオンライン授業も多いので、時間の都合は付けやすくなりました。
行政書士試験は働きながら受験の方も多いので、勉強時間をフレキシブルにできる独学は、気持ち的に余裕がでます。
また予備校のオンライン授業であれば、通勤電車の中で勉強することも可能ですね。
苦手分野の克服について
- ●独学の場合
-
例え苦手分野があっても、弱点克服するのが至難の業です。
でも自分で調べるからこそ、時間が掛かりますが、しっかり身に付く利点もあります。
- ●予備校の場合
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講師が苦手分野を把握し、克服のための指導や追加サポートをしてくれることがあります。
質問を受け付けている場合もあるので、利用しない手はありません。
やはり苦手分野のフォローアップが必要な場合は、予備校の指導が大変助けになります。
私は肢別過去問集を何度も繰り返すことで、苦手分野を洗い出し、自分で説明ができるまで落とし込んでいきました。
テキストや資料の最新性について
- ●独学の場合
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購入するテキストや必ず最新版を購入しましょう。
また試験の出題範囲は例年、受験する年の4月1日現在施行されている法令まで含まれるので、最新判例に要注意です。
- ●予備校の場合
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試験に合わせて最新のテキストや資料が提供されるため、制度改正や法改正に対応しやすいです。
最新の情報を重視するなら、予備校の最新テキストは安心材料となります。
出題されそうな最新判例に関しては、予備校では必ず触れるので、安心感が違います。
法令や政治経済など、最新情報にアンテナを張っておく必要があります。
予備校ではこの点触れてもらえますが、独学では自分で情報収集しなければなりません。
とはいえ、最新情報に関しては独学、予備校問わず、行政書士受験生は必須項目の1つと言えます。
メンタルサポートについて
- ●独学の場合
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当然自己管理が基本です。
あらゆる不安や挫折を一人で乗り越える必要がありますので、家族や友人などのサポートがあると、気持ち的にかなり違ってきます。
- ●予備校の場合
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講師やスタッフ、他の行政書士試験受講生とのコミュニケーションがあり、悩みを共有しやすいので安心感が違います。
1人孤独な勉強で気持ちが折れてしまいそうな時は、やはり周りからのサポートがありがたいです。
メンタル面は行政書士試験の勉強を継続するにも、集中して勉強するにも関係してきます。
心の充実が勉強や成績にも反映されるので、リフレッシュしつつ1年間の受験期間を乗り越えていきましょう。
行政書士試験受験勉強の質について
- ●独学の場合
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参考書や過去問を頼りに自分で理解し勉強する必要があります。
そのため、自分のレベルが勉強の質になってしまうので、効率的に勉強することが重要です。
- ●予備校の場合
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経験豊富な講師による講義で、要点を絞った解説を受けられるため、効率的に勉強することができます。
理解に時間がかかる方には、予備校の講義が知識定着に有効です。
特に大事な部分を教えてもられるので、効率的な勉強ができます。
行政書士試験の勉強では、暗記もさることながら、内容の理解がより重要です。
内容が理解できていないと、行政書士試験本番の、初見の問題に対応できないからです。
いかに理解した勉強ができるか、それが合格のカギだと実感しています。
成績のフィードバックについて
- ●独学の場合
-
自分で行政書士試験の模試などを受けて自己採点と、復習が必要です。
過去問や問題集を解く勉強をしても、解きっぱなしにしないように注意が必要です。
- ●予備校の場合
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模試の成績や講師のフィードバックがあり、自分の実力を客観的に評価できるのが強みです。
実力を客観視したい、自分の現状を把握したい場合には、模試の受験や予備校のフィードバックシステムが役立ちます。
そもそも、独学、予備校共に、問題の解きっぱなしはいただけません。確実に理解している問題以外は、必ず理解するまで復習が必要です。
これができるできないで、合否に大きく影響すると考えています。
受験対策ノウハウの有無について
- ●独学の場合
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主にWEBやYouTube、書籍から受験ノウハウの情報収集をします。
自分に合う合わないもありますし、その情報が正確とも限りません。
情報収集する以外にも情報の精査する力も必要です。
- ●予備校の場合
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多くの合格者を輩出した実績から、合格に特化した対策が講義に含まれています。
効率的な受験対策を求める方は、予備校のノウハウが頼りになります。
確かに予備校ではたくさんの行政書士試験のノウハウを持っています。
ですが自分に合う方法が一番なので、予備校探しには注意が必要です。
高いお金を払って、テキスト読み上げの講義なんて、嫌ですよね。
独学でも行政書士試験の模試は受けるべき?
特に行政書士試験の受験が初めてであれば、模試の受験は良くも悪くも、大きな影響があります。
私は模試も1度も受けたことがありません。
そのため初年度の行政書士試験は、緊張しました。
模試を受験しておくことで、行政書士試験本番の予行練習として、試験本番に少し落ち着いて挑むことができるでしょう。
逆に模試の成績によっては、打ちひしがれてしまう場合もあります。
ですが模試を受けたからこそ苦手部分や、試験の時間配分などを経験し、収穫も多いので、時間やお金が許すのであれば、模試を受けてみるのもおすすめです。
ポイント総括について
独学と予備校では、個々人のニーズや学習スタイルに合わせて選べるように、各ポイントで違いがあります。
自分の状況に合った方法を選ぶことが重要です。
独学と予備校のどちらが行政書士試験に合格しやすいかは、受験者の状況や学習スタイルによって異なりますが、一般的には次のような傾向があるといえます。
行政書士試験の勉強に予備校が有利な場合
こんな方には予備校の利用がおすすめです。
- スケジュール管理が苦手
- 苦手分野が多く、または一人では理解しにくい部分がある
- 安心して勉強に励みたい
- 効率的に勉強して早く合格したい
予備校では学習スケジュールが組まれているので、計画的に勉強が進めやすいですね。
そのため自己管理がちょっと苦手な場合は、予備校の利用がおすすめです。
スケジューリングされている分、勉強に集中できる環境に身を置くことができます。
また、勉強方法から勉強の内容(授業)まで、講師のサポートがあるので、苦手分野の指導を受けられたり、全体的な理解度が上がりやすくなります。
予備校では合格者を輩出している実績があるため、あらゆるノウハウが含まれており、模擬試験や対策講座で合格に必要なスキルを学べます。
苦手分野を無くしたい、少しでも早く合格したい場合は、予備校を受講する方が早道の傾向にあります。
行政書士試験の勉強に独学が有利な場合
こんな方には独学がおすすめです。
- とにかく費用を抑えたい
- 自分のペースで勉強したい
- 仕事などで、予備校のカリキュラムに合わせられない
やはり予備校を利用するには、独学よりもずっとお金が掛かります。
経済的理由や仕事などで時間の拘束が考えられる場合は、現実的に予備校の利用が難しい場合があります。
このような場合は、独学を選択する方が多いのではないでしょうか。
独学だと自分のペースで勉強できるので、ある意味ストレスなく進行することもできます。
仕事があって授業に間に合わない、今日の授業のノルマが終わらない、そんなストレスはありません。
また勉強スペースも自分の都合でアレンジできるので、自由度が高い面が独学のポイントです。
ただし!情報収集や勉強の進行、すべてがを自分でこなさなければなりません。
大変ではありますが、自力で解決に導いた分だけ、達成感もありますし、合格したときは、
あたし、すげぇ!
となりました。
それはさておき、自分で調べた分だけ忘れにくいですし、自力で理解するだけ、行政書士試験本番で使える法的思考力(法律的な考え方)を磨くことができたのではと、思っています。
もしかしたら時間を消費してしまうかもしれませんが、最初は独学で行政書士試験の勉強を初めて、無理そうなら予備校を利用するのだっていいんです。
また分からない部分や苦手な部分だけ、予備校を利用するのだって賢い選択だと思っています。
特に行政書士試験の記述式を苦手にしている方は多いので、記述式対策の講座だけ受講するという方法もあります。
絶対独学だと決めつけるのではなく、素早く柔軟に対処するのもまた、合格へ近づいていきますね。
独学or予備校、どっちが行政書士試験に合格しやすい傾向なの?
一般的に予備校を利用した方が、合格率は上がりやすいと言われることが多いです。
特に初めて行政書士試験に挑戦する人や、勉強方法に不安がある人は、予備校のサポートが合格への大きな助けになります。
行政書士試験は正しい勉強方法を取っていれば、合格に近づくと言われているので、予備校のノウハウのそのルートに乗れば、合格への近道であることに嘘はありません。
一方、独学で合格する人も多く存在し、特に計画的な学習ができる人や、教材選びが得意な人であれば、独学でも十分合格を目指せます。
とはいえ最終的には、自身でどれだけ行政書士試験の勉強内容を理解し、知識を自分のものにできるかが合格の分かれ道です。
そのため例えルートを敷かれた予備校を利用しても、合格できないこともありますし、独学でも合格できる方がいるのが現実です。
で、結局はどうなの?
私の結論からすれば、行政書士試験に合格しやすいのは、いかに自分の学習スタイルに合った方法で勉強を継続できるかということです。
独学と予備校どちらが良いというよりも、自分の得意・不得意や目指したい学習環境に合わせて選ぶのが成功のカギといえます。
私は最後まで独学で行政書士試験に挑んでいましたが、
もし、次落ちたら、行政書士試験を諦めるか、
苦手な記述だけでも予備校使おうかな……
と考えていました。
このように自分の苦手な部分だけ予備校を利用し、強化するのもありです。
自分の生活環境や経済状況、勉強の進捗具合など諸々と相談しつつ、今の自分に何が最適か方向を定めていくことが重要です。
今回のまとめ。受験生は百人十色、周りに流されず自分に合った方法を選ぶべし
今回自分で記事を書いていても感じたのですが、独学と予備校の比較ポイントから、行政書士試験合格の近道は予備校の利用が一歩リードです。
- 勉強の方向に間違いがない
- 分からない部分も教えてもらえる
- 勉強のスケジュール管理が楽
これらが大きなアドバンテージとなります。
ですが予備校を利用したからと言って必ず合格できるわけではないので、いかに自分で勉強内容を消化していくかが重要です。
予備校の授業を受けたから、大丈夫!これでは合格できません。
勉強の量や質がまったく足りないからです。
逆に言えば、これらを自分でやり切れるならば、独学でも十分挑戦できるわけです。
例年、行政書士試験は約50,000人程が受験されています。
その人数の分だけ様々な個々人の背景があります。
- 法律の勉強をしたことがある、ない
- 仕事をしているなど、時間がある、ない
- 予備校に使えるお金がある、ない
- 調べものやスケジュール管理が得意、不得意
- コツコツやるのが得意、不得意
- 行政書士試験の合格は1発狙い、複数年計画
いかに自分の強みや弱み、現在の状況を把握してどのような勉強形態を取っていくか、1日も早く決断し、行政書士試験の勉強を開始してください。
そして何より、理解しながらの勉強と、継続してあきらめないこと。
これが独学でも予備校でも共通して、行政書士試験の勉強に対する姿だと考えます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。