突然ですが、
敵を知り己を知れば百戦危うからず
という言葉を聞いた事がありますか。
中国の古典、孫子のことわざです。
敵の状況や強み・弱みを知り、同時に自分自身の能力や状況も正しく把握すれば、どんな戦いでも危険なく勝利できる、という意味です。
そして、敵を知り己を知るためには、情報収集や分析が必要になります。
これは行政書士試験に対しても言えることです。
問題が解けないというのは、行政書士試験の難易度や勉強不足という内容的な問題ではありますが、それ以外の面が理由となり、合格に届かないというのは、もったいないという他ありません。
行政書士試験の出題数は60問、試験時間は3時間、本試験は時間との勝負でもあります。
そんな中、試験問題はバラエティに富んでいるのと試験の緊張感で、リズムを崩しタイムアップしてしまう可能性がないとは言い切れません。
行政書士試験に対して情報収集すべき内容は、いくつかありますが、今回はそんな中でも、試験問題自体の外枠の部分、出題形式について、まとめていきます。
出題形式、侮るなかれ!
行政書士試験本番に対しマイナス要素を少しでも減らし、合格に近づくため、行政書士試験の出題形式に十分に慣れておくことをおすすめします。
試験はどう出題される?行政書士試験の出題形式の全体像
行政書士試験に合格するためには、敵(試験)について知っておくことは重要です。
知っていないと時間配分など、何をどのように勉強していけばいいか、試験対策がしにくいからですね。
どんな科目がどのくらいの数、どんな出題形式で出されるか、それらを知ることは行政書士試験合格への、戦略の1つとなります。
大まかな得点配分や、出題科目については別記事を参考にしていただくとして、
今回は行政書士試験の出題形式について、深堀していきます。
何でわざわざ出題形式を知る必要がある?
そもそも敵(行政書士試験)を知らなければ、対策のしようがないですよね。
行政書士試験の出題形式を事前に把握しておくことは、その後の効率的な勉強や試験対策につながります。
- 効率的な学習ができる(ムダを省ける)
- 試験本番で落ち着いて対応できる(焦らず解ける)
- 出題者の意図を理解できる(どんな能力を測りたいのか分かる)
- 時間配分がしやすくなる(試験時間を有効に使える)
- 過去問をより効果的に活用できる(実践的な対策ができる)
出題形式を把握できれば、上記のような対策が立てやすくなります。
そして効果的な勉強を進めることができれば、得点力が大きく向上する可能性もありますよね。
出題形式なんて知ってるよ、と言わずに、今一度対策を見直すためにも振り返ってみてください。
何か勉強に繋がるヒントがあれば嬉しいです。
出題形式とは
まず出題形式とは何かを確認しておきましょう。
出題形式は試験やクイズなどで出される問題の出方を想像すると、わかりやすいです。
例えばテレビのクイズ番組を想像してみたください。
様々な形で問題が出されますよね。
- 解答を自分で手書きする
- 早押し
- 答えを選択肢から選んで番号を答える
- 読み上げられた問題に答える
- 音を聞いて答える
- 映像を見て答える
つまり行政書士試験でいえば、問題がどのように提示されるか、また回答をどのように求められるかを指します。
行政書士試験の出題形式の種類
では行政書士試験では、どんな形で問題が出題されるのでしょうか。
行政書士試験を運営している一般財団法人行政書士試験研究センターのWEBサイト、試験の方法を見ると、以下のように記載されています。
出題の形式は、「行政書士の業務に関し必要な法令等」は択一式及び記述式とし、「行政書士の業務に関し必要な基礎知識」は択一式とします。
つまり行政書士試験の出題形式は、大きく以下の2種類ということです。
- 択一式
- 記述式
これを見て、アレ?と思う方もいるかもしれません。
今までに行政書士試験を受験したことがある、行政書士試験の過去問を見たことがる人は、お気づきでしょう。
多肢選択式が記載されていませんね。
そうなんです。
先の一般財団法人行政書士試験研究センターのWEBサイト、試験の方法にズバリと記載されていませんが、行政書士試験では例年、多肢選択式での問題が出題されています。
実は、行政書士試験の問題用紙の表紙にある注意事項の中には、以下のように記載されています。
択一式(多肢選択式)問題……
つまり例年、多肢選択式問題が出題されていますが、択一式の中に含まれているんですね。
確かに多肢選択式は、あるモノから項目を選ぶから、択一式なんだけど。
そもそも択一式とは、提示された複数の選択肢の中から、正しい答えまたは最適な答えを選びだす形式です。
答えを選ぶわけですから、択一式と言えど、これは選択式問題であるわけです。
そう考えると、行政書士試験の出題形式で択一式の中に多肢選択式が含まれるのは、当然と言えます。
ですが行政書士試験を受験する側からすれば、多肢選択式問題は、他の択一式とは出題の形が少々違うので、ここでは便宜上、以下の区分けで進めていきます。
- 択一式
- 多肢選択式
- 記述式
行政書士試験の受験界隈でも、一般的に上記のように種類分けされているケースがほとんどです。
行政書士試験で問われる科目と問題形式
ここでは、どの科目が、どんな出題形式なのかを確認していきます。
出題科目と出題形式の組み合わせを知っていれば、行政書士試験の対策としてどんな勉強方法をすればいいのかみえてきます。
点数配分など、より詳しい内容は下記の記事をご参照ください。
まず行政書士試験では、大きく法令等科目と基礎知識科目に分かれます。
この2種類の存在意義は大きく、それぞれ足切り点という、合格基準点を突破しないと、総合得点が合格基準点の180点をどんなに超えていても不合格です。
一般財団法人行政書士試験研究センターのWEBサイト、試験の方法の記載に照らし合わせると、
出題の形式は、「行政書士の業務に関し必要な法令等」は択一式及び記述式とし、「行政書士の業務に関し必要な基礎知識」は択一式とします。
つまり下記のように整理することができます。
つまり大きく分かれた科目の出題範囲において、出題形式は以下のようになります。
ちなみに多肢選択式の出題科目は、例年憲法と行政法なので、多肢選択式は法令等科目に入ります。
これらを表にまとめると、下記になります。
出題形式 | 科目 | |
法令等科目 | 択一式 | 基礎法学・憲法・民法 行政法・商法/会社法 |
多肢選択式 | 憲法・行政法 | |
記述式 | 民法・行政法 | |
基礎知識科目 | 択一式 | 一般知識 行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令 情報通信・個人情報保護 文章理解 |
特に最も出題問数の多い行政法は、択一式、多肢選択式、記述式と、全ての出題形式で出題されるので、解答するための相応の準備が必要になります。
この出題形式に対する準備がしてあるか否かで、問題を解くスピードに少なからず影響があります。
私自身ガッツリ出題形式に対する対策をしたわけではありませんが、過去問を使って、少なからず出題形式に対する練習を行いました。
実際に行政書士試験を受験してみて感じたことは、出題形式に対する練習は、少しでもやっておいた方が、試験をスムーズに進められるということです。
出題形式に対する練習をしておくことは、時間のない行政書士試験の試験中、タイムロスを減らすためにはやっておいて損はないステップであると考えます。
択一式の特徴と攻略法
行政書士試験では択一式の出題形式がメインになっています。
行政書士試験の出題数60問の内、54問が択一式での出題です。
行政書士試験本番では、問題を解くスピードも求められます。
そのことからまずは択一式の出題形式を把握して、解答に慣れておくことが重要です。
科目 | 問題数 | 配点 | |
法令等科目 | 基礎法学 | 2問 | 8点 |
憲法 | 5問 | 20点 | |
民法 | 19問 | 76点 | |
行政法 | 9問 | 36点 | |
商法・会社法 | 5問 | 20点 | |
基礎知識科目 | 一般知識 | 14問 | 56点 |
行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令 | |||
情報通信・個人情報保護 | |||
文章理解 |
そしてここからが、少々問題です。
一重に択一式といっても、選択肢の中から答えを選ぶのは変わりませんが、択一式の中でも出題形式が異なるものがあります。
法令等科目と基礎知識科目で分けて見ていきます。
その前に、ちょっと注意ポイント。
問題はしっかり読みましょう!
当たり前のことではありますが、問題は正確に読みましょう!
行政書士試験では、問題の内容で、
- 妥当なものはどれか(正しいものはどれか)
- 誤っているものはどれか
のように解答すべき内容が混ぜこぜで出題されます。
例年選択肢が5個ある、五肢択一式の出題ですが、この選択肢1つ1つの文章が割と長いです。
選択肢を読んでいる内に、正誤どちらを選ぶのか、分からなくなってしまうことがあります。
この正誤判断対策として、私は以下のことを行政書士試験中、行っていました。
- 問題文の正誤どちらが問われているか、問題文の該当箇所に印を付ける
- 各選択肢自体が〇か×か、自分で判断できなければ三角の印を付ける
行政書士試験の問題用紙は、持ち帰ることができるので、自己採点するためにも書き込みがOKです。
問題用紙に書き込みができるので、まずは私は問題文の「妥当」「誤っている」の部分に以下のように印を付けて、素早く見て分かるようにしていました。
- 妥当な場合は妥当の文字に大き目に丸で囲む
- 誤っている場合はわかりやすく三角で囲む
行政書士試験では蛍光ペンの使用がOKなので、2021年の初年度は、分かりやすいように蛍光ペンで下線を引いていました。
ですが鉛筆と蛍光ペンを使い分けるのが、面倒なのと、時間がもったいなく感じたので、2022年、2023年の行政書士試験の本試験では、鉛筆で大きく目立つように印を付けるように変えました。
また選択肢を読んでいるときに、各肢ごとにその肢が正解なら〇、間違っていたら×、自分で判断できなければ△を、各選択肢の頭に印を付けていました。
このようなちょっとした工夫で、ケアレスミスが防げるので、対策の1つとして、是非考えてみてください。
法令等科目の択一式の場合
実際の出題形式に関しては、行政書士試験の試験問題や過去問をご確認ください。
一般財団法人行政書士試験研究センターのWEBサイト、試験結果の中に、最新の試験の試験問題が掲出されているので、見たことが無い方は是非ご覧になってみてくださいね。
まず択一式を早く解くポイントは、やはり選択肢の消去法でしょう。
素早く選択肢の正誤判断をして、問題の解答を見つけ出します。
そして法令等科目での択一式の出題形式ですが、大きく2種類あります。
- 5つの選択肢から1つ答えを選ぶ問題
- 5つの選択肢から組み合わせで答えを選ぶ問題
どちらが簡単かは、個人の得意分野や問題の難易度によって異なりますが、以下に私視点ですが、それぞれの特徴を比較してみました。
ちょっとした参考程度に読んでみてください。
1つの答えを選ぶ五肢択一式
例えばこんな感じの出題形式です。
1~5の選択肢の中から解答する形です。
以下の問題はチャットGPTで考えてもらいました。
問題00 行政手続法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか?
1 行政手続法は、地方公共団体のすべての処分に適用される。
2 行政庁は、すべての処分について事前に必ず「聴聞」を行わなければならない。
3 行政指導は、相手方に強制することができる。
4 許認可の申請に対する行政庁の判断には、必ず理由を付さなければならない。
5 行政庁が不利益処分を行う場合、原則として事前に弁明の機会を与える必要がある。
ちなみに答えは4です。
組み合わせ問題の択一式
例えばこんな感じの出題形式です。
チャットGPTで考えてもらいました。
問題00 行政不服審査法に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか?
ア 行政不服審査法に基づく不服申立てには、審査請求、異議申立て、再審査請求の3種類がある。
イ 原則として、不服申立てができる期間は、処分があったことを知った日の翌日から起算して60日以内である。
ウ 不服申立てをすると、処分の効力は自動的に停止する。
エ 行政庁は、不服申立てがあった場合、処分の違法性のみを審査し、妥当性は判断しない。
オ 不服申立ては、行政庁の処分に対してだけでなく、行政指導に対しても行うことができる。
1 ア・イ
2 ウ・オ
3 イ・エ
4 ア・ウ
5 エ・オ
ちなみに答えは1です。
基礎知識科目の択一式の場合
基礎知識科目の出題形式は択一式のみ!
でも足切りがあるから、絶対に油断しないで!
むしろ総合得点を稼ぐつもりで挑むのが吉!
行政書士試験の基礎知識科目の出題は以下の科目になっています。
- 一般知識
- 行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令
- 情報通信・個人情報保護
- 文章理解
基礎知識科目も法令等科目と同様、
- 妥当なものはどれか(正しいものはどれか)
- 誤っているものはどれか
と回答すべき内容が混ぜこぜで出題されます。
またこちらの出題形式も同じく、
- 5つの選択肢から1つ答えを選ぶ問題
- 5つの選択肢から組み合わせで答えを選ぶ問題
で出題されます。
ここで特筆すべき点は、文章理解の出題形式の攻略です。
基礎知識科目の出題は14問、合格基準の足切りを回避するには、6問以上の出題が必須です。
足切りを突破し、総合得点を稼ぐためには基礎知識科目で少しでも得点しておきたいところです。
そこでターニングポイントとなり得る科目が、文章理解なんですね。
文章理解の攻略で得点を稼ぐべし!
落とすわけにはいかない!
それは文章理解の問題!
文章理解は例年3問出題されています。
文章理解は他の科目と違い、知識云々ではない科目なので、必ず得点すべき科目ではあります。
出題形式は他の科目同様択一式ではありますが、この出題のされ方が少々特殊なんです。
- 空欄補充問題
- 趣旨・要旨把握問題(内容把握)
- 並べ替え問題
ちょっと初見では腰が引けてしまうレベルなので、過去問は必ず解いて感覚を知っておくことをおすすめします。
文章理解の勉強としては、公務員試験の問題で練習するという方法もよく見聞きします。
ちなみに私は文章理解の勉強については、直前期に過去問を解いただけです。
感覚としては、問題を解くというよりも、どうやって解けばいいのかやってみた、という感じです。
実際にパパッと自分で解いてみて、解説をじっくり読んで解法を勉強したというところです。
多肢選択式問題の特徴。ヒントを見逃さないで!
行政書士試験の多肢選択式は例年、法令等科目で計3問出題されています。
- 憲法 1問
- 行政法 2問
問題の出題形式としては、いわゆる穴埋め問題です。
問題文の穴の部分に、約20個の選択肢から正解を選んでいきます。
1つの問題につき穴は4つあり、それぞれに点数が付きます。
多肢選択式の配点は、1問8点で、解答すべき穴は4つあるので、1つの穴につき配点が2点です。
多肢選択式は穴埋めなので、約20個の選択肢から正解を選ぶため、要は選択肢の中に答えが必ずある問題形式です。
択一式と違い、間違いを探すというイレギュラーはありません。
落ち着いて問題文と選択肢を見れば、思い出す確率が高いため、得点に繋げやすい出題形式だと考えています。
たとえ論点が分からなくても、空欄で終わらせるのはもったいないです。
選択肢の中には引っ掛けが仕掛けられているので、とにかくよく読んでいきましょう。
記述式問題を制する者が合格を掴む!効果的な対策法とは
行政書士試験の記述式は例年、法令等科目で計3問出題されています。
- 行政法 1問
- 民法 2問
記述式の配点は、各20点の合計60点です。
約40字程度で答えをまとめ、自分で実際に文章として記述する出題形式です。
私もそうでしたが、行政書士試験の受験生は、この記述式を苦手としている人が多いのが現状です。
記述式についての詳細は別記事でまとめていますので、そちらにお任せするとして、
私が行政書士試験を実際に受験していた経験からすれば、記述式については、アウトプットする練習はしておいた方がよいと考えます。
記述式の出題形式の解答方法は、40字程度で解答の肝になるキーワードを入れ込んで記述していきます。
40字程度の文章ですから、文章を書くことはさほど難しくはありません。
ではなぜ記述式が苦手なのでしょうか。
問題自体は択一式程細かく聞かれることはなく、難しいことは問われません。
ですがアウトプット不足のために、なんとなく答えがわかっていても、答えを吐き出すことができにくいのです。
そのため文章を書く練習をするのではなく、頭にある知識を問題の内容に沿って吐き出せる、この吐き出し(アウトプット)の練習をしておくことを強くおすすめします。
記述式では文章中で部分点がもらえるので、必ず何かキーワードでも書いて、少しでも点数の底上げにしてください。
問題文の中にそのヒントがある場合があるので、やはり問題文を正確に読み解くことが重要です。
法令等科目の足切りや総合合格点ラインがギリギリの場合、この記述式の出来で合格が左右されることがあるので、決して侮ってはならない出題形式であると肝に銘じておきましょう。
過去問で出題形式をマスター!本番で慌てないために
行政書士試験の勉強期間中に、各出題形式に慣れておくことは重要です。
行政書士試験の本番では、過去問と違い全問が未知の問題ですよね。
また緊張も相まって、普段の勉強時よりも実力が出しきれない場合も考えられます。
そんな時、少なくとも行政書士試験の出題形式に慣れているだけでも、慌てることが減り問題を解くことに集中できる環境を作り出すことができます。
そのよい練習台になるのが、行政書士試験用の過去問集です。
行政書士試験用の過去問集を使って勉強することでいいかの利点があります。
- どんな内容の問題が出されるか傾向がわかる
- 出題形式が分かる
行政書士試験を知るには、やはり過去問は欠かせませんね。
そしてその行政書士試験の過去問集には、大きく分けると次の2つあります。
- 肢別過去問集
- 過去問集(当ブログでは肢別過去問集と区別するために、五肢択一過去問集と言っています)
行政書士試験の出題形式に慣れるためには、五肢択一の過去問集を活用しましょう。
肢別過去問集は1問1答え、〇×形式の過去問なので、出題形式の練習になりませんので注意しましょう。
ただ肢別過去問集は、素早く正誤判断をするための練習にもなるので、受験勉強期間の早い段階で導入することが、私的にはおすすめです。
過去問の他に行政書士試験の出題形式に対しての訓練をするなら、以下のものがあります。
- 予想問題集
- 模試
- 行政書士の過去問を扱っているWEBサイト
- 過去問(五肢択一のもの)
行政書士試験の出題形式に対する練習をするなら、やはり過去問がベストであると考えます。
何度も何度も身につくまで、繰り返し過去問を解いていくことがおすすめです。
今回のまとめ。出題形式の攻略で時間を稼げ!
行政書士試験の出題形式は、大きく3種類に分けられます。
- 択一式
- 多肢選択式
- 記述式
その中でも最も出題数の多い択一式は、
- 5つの選択肢から1つ答えを選ぶ問題
- 5つの選択肢から組み合わせで答えを選ぶ問題
などバラエティに富んでいます。
特に絶対に落とせない基礎知識科目の文章理解では、空欄補充問題や趣旨・要旨把握問題など、解答の肢を選ぶのは同じでも、解法が異なります。
一重に択一式といっても、答えを導くルートが違うので、侮れません。
行政書士試験においては択一式が最も出題数が多いので、受験勉強期間中は、早い段階から過去問を使って、バンバン練習していくことをおすすめします。
自分なりの解き方を身につけておけば、その分解答時間も早くなります。
解答時間が早くなれば心に余裕も生まれます。
そして試験時間が余ったら、見直しだってできちゃうんです。
私自身はもともと文章を読むのが早い方ですが、文章を読むスピードもひとそれぞれ。
ましてきちんと問題文や選択肢を理解しながら読まないと、ケアレスミスにも繋がりかねませんよね。
行政書士試験の本番は時間との勝負でもあります。
どんなに問題を解ける人でも、時間内に解き終えなければ不合格もあり得ます。
年に一度の行政書士試験、後悔しないためにも、やれることはやっておきましょう。
出題形式の攻略は、その1つに値すると考えます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。