行政書士試験の勉強の開始時期は、早ければ早いほど良いです。
むしろ、思い立ったら、すぐ開始しましょう!と言いたいぐらいです!
行政書士試験の勉強を始める時期は、早ければ早い方がいい!と言ってしまうと、この記事の内容は破綻してしまうのですが、早ければ早い方がいいというのが、受験経験者の私が思う正直な気持ちです。
なぜって、時間は有限だからです。
行政書士試験の勉強にだけ時間を使えるのであれば、ある意味いかようにも勉強方法を考えやすいのですが、多くの方は仕事や家事など、勉強に使える時間には限りがあります。
むしろ勉強時間の確保は、行政書士試験の受験勉強の中では難関の1つです。
だからこそ、1日でも早く勉強を開始するということは、それだけ勉強できる、つまり知識や法的思考力を身に着け、合格に近づくということですよね。
行政書士試験は決して簡単な試験ではありませんので、1日でも、1時間でも多く勉強をしておきたいところです。
勉強しすぎたから不合格になる、そんな話はありませんから。
とは言え、11月の行政書士試験に照準を合わせ、勉強スケジュールを立てるためにも、勉強の開始時期は皆さん興味津々なところです。
今回は特に、行政書士試験の受験を考えている方、初めて行政書士試験を受験される方向けに、いつから勉強を開始したら効果的なのか、探っていきます。
行政書士試験を攻略するには、まずは敵を知ることが重要です。
当ブログで、もし気になる記事があったら、受験の参考にお役立ていただけると、嬉しいです!
行政書士試験の試験日から逆算して、勉強開始の最終ラインはいつ?
行政書士試験を受験する最終的な意思決定は、8月下旬まで!
勉強のスケジュールを立てるには、まずは行政書士の試験日から逆算して考えるのが一般的です。
例年、行政書士試験は11月の第2日曜日に実施されます。
試験の公示、情報の開示は、例年7月下旬頃で、願書の配布や申込も7月下旬頃から8月下旬に行われます。
ということは、行政書士試験を受験しようと決意するのは、一番遅くても願書の申込締切の8月下旬には意思決定をしておかなければなりません。
ですが、8月ギリギリに願書提出して、そこから行政書士試験の勉強を開始するとなると、試験まで2か月ちょっとしかない計算になります。
もちろん合格できる方もいるでしょうが、さすがに法律の勉強が初心者の方が勉強を開始するには、一般的には無茶な挑戦です。
試験まで2か月ちょっとの間で、法律の勉強が初めての方が行政書士試験に挑むのであれば、1日10時間近く、休みなく毎日勉強しなくてはなりません。
これだけやれば総勉強時間は、約700時間程になります。
勉強時間数だけでいえば、なかなかの時間数ですよね。
ですが1日10時間、集中力を切らさず、勉強できますか?
人間そう長い時間、集中力が続くものではありません。
そして何より、いくら時間を消費しても、行政書士試験に合格するだけの中身が伴っていなければ、合格は夢のまた夢です。
一般的に言って、法律の勉強が初めての方がこの最終ラインの7月、8月から勉強するのは遅いと考えられます。
法律の知識が十分にあり、1日の勉強時間がそれなりに確保できる方であれば、この最終ラインからスタートしても、合格は夢ではないと考えます。
いつから始めるべき?行政書士試験合格者の平均的な勉強期間をチェック!
行政書士試験の受験生の多くは、6か月~1年を目安に勉強を開始しています。
行政書士試験の試験日は、例年11月の第2日曜日ですから、逆算して
- 1年前は、11月から勉強開始
- 6か月前で、5月から勉強開始
ということになりますね。
そして必要な勉強時間は個人差がありますが、一般的に 500~1000時間 が目安とされています。
一般的に言われる目安時間を、単純計算して、現実的な勉強時間を算出すると?
- フルタイムで働いている場合:平日は1~2時間、休日は4~5時間
- 学生や時間に余裕がある場合:1日3~4時間
試験経験者の私から言うと、上記の時間はかなり余裕を持った時間計算で、行政書士試験の合格率から考えると、これは勉強時間としては甘い、つまり時間的に少ないと感じてしまいます。
そうは言っても目安になる時間、スケジュールがないと、だらけてしまったり、思うように勉強が進まないということになりかねません。
そのため行政書士の試験日から逆算して、余裕を持ったスケジュールを立てることが何より重要です。
そして目安の勉強時間数から考えると、少なくとも行政書士試験の1年前、11月頃には勉強を開始することがおすすめです。
何度も言いますが、本当に行政書士試験の合格を目指すなら、1日でも早く勉強を開始することをおすすめします。
行政書士試験の勉強は、長丁場。
地道な勉強の積み重ねが、モノを言います。
そのため無理なく続けられる、行政書士試験日まで走り続けることができる勉強スケジュールが、何より重要なんです。
勉強時間がすべてではない。いかに理解した勉強ができるかが合格のカギ。
どのくらいの時間で行政書士試験に合格できるか、という目安は確かに重要です。
Googleなどで検索すれば、すぐにたくさんの情報がヒットします。
ダラダラ勉強をしていても、行政書士試験合格には結び付きにくいですし、心身ともに疲弊してしまうからです。
ですがその目安の勉強時間だけを鵜呑みにしてしまうのも、危険です。
それは個々人での生活状況や、勉強レベルや理解度など、皆異なるからです。
1日の勉強時間が余裕を持って確保できるなら、心身共にゆとりある勉強ができるでしょう。
逆に残業の多い仕事や、日勤や夜勤などシフト制の仕事をしている方なら、勉強時間が確保しにくく、心身ともに疲弊しやすい状況にあるでしょう。
疲れていれば集中力も続きにくく、覚えもよくありません。
また法律の勉強をしたことがある人と、全く法律の勉強が初めての人とでは、そもそもスタートラインが全く異なります。
法律の勉強が初めてならば、私もそうでしたが、最初は法律用語を理解するだけでも時間が掛かってしまうからです。
この時点で、同じ日から勉強を開始したとしても、勉強の進み具合はどんどん差が開いていきます。
行政書士試験の勉強は、最初は暗記から入ることが多いでしょうが、内容を十分に理解していないと、試験問題に全くと言っていいほど対応できません。
そうなんです。
時間はとにかく、どんどん進んでいくばかりです。
つまり、いくら1000時間、行政書士試験の勉強に充てても、中身が伴わないと合格できません。
これが勉強時間のみを鵜呑みにするのが危険という意味です。
中には3ケ月で合格した、300時間で合格した、行政書士試験は簡単だった、という方もいることでしょう。
でもそのような方はほんの一部です。
もし多くの行政書士試験受験生が、3ケ月で合格した、300時間で合格した、行政書士試験は簡単というのなら、合格率が10%台なんて低いはずがないですよね。
皆のバックグラウンドはそれぞれ違います。
行政書士試験は規定の点数を突破すれば合格できる、絶対評価試験です。
この勉強時間数も含めて、周りのガヤに惑わされることなく、自分との闘いとして向き合ってみてください。
短期集中型 vs 長期コツコツ型、自分に合う勉強の開始時期は?
行政書士試験は幅広い知識が求められるため、自分の性格や仕事などのライフスタイルに合わせた勉強スタイルを選ぶことも重要です。
それにより勉強の開始時期や、スケジュールの立て方も変わってきます。
- 短期集中型:
試験直前の3~6か月に集中して取り組むタイプ。 - 長期コツコツ型:
1年以上かけてゆっくりと進めるタイプ。
短期も長期も、何より自分のライフサイクルに合わせて計画を立てることが重要です。
短期集中型の勉強が合う人とは?
誰でも短い受験勉強期間で行政書士試験に合格したいと、考える人は多いでしょう。
本当は短期間で行政書士試験に合格したいと、誰でも考えることですよね。
ある意味自分の時間を犠牲にして、行政書士試験の勉強をすることになるので、短い受験勉強期間で合格するに越したことはありませんよね。
ですが行政書士試験は、試験範囲も広いですから、正直なところそう簡単に合格できる試験でもありません。
正しい勉強方法で勉強し、暗記だけでは行政書士試験に太刀打ちできませんから、法的思考力を磨いていく必要があります。
そうなると、この短期集中型の3~6か月程で行政書士試験合格を目指したい場合、現実的には以下のような方が挑戦できるのではと考えます。
法律の勉強をしたことがない方には、正直この短期間での受験はあまりおすすめしません。
- 今まで法律の勉強をしたことがある
- 以前、行政書士試験に挑戦していた(合格まで後少しだった)
- 1日の勉強時間が3~5時間(勉強期間により異なる)以上は確実に確保できる
- 集中力が持続できる自信がある
- 今年の行政書士試験に絶対合格するという、強い意志がある
- 行政書士試験の勉強を舐めていない
短期集中型では、勉強期間が短いため、法律の基礎が最低でもある人でないとおすすめできません。
なぜなら法律用語自体が最初は理解しにくく、勉強が思ったように捗らないだけでなく、試験範囲も広いからです。
また短い期間で勉強を詰め込むことになるので、集中力の持続は欠かせません。
短い期間でスパッと行政書士試験に合格できるのが、一番気持ち的に楽になれますが、現実問題として自分が本当に、この計画でやっていけるのか見極める必要があります。
そうでないと、間違った詰め込み勉強をしてしまい、不合格になるだけでなく、心身ともに疲弊ししてしまい、翌年の再チャレンジの試験にも、悪影響を与えかねないからです。
長期コツコツ型の勉強が合う人とは?
長期コツコツ型を選ぶ方には、以下のような方にはマッチしやすいと考えます。
- 仕事をしていて、日々の勉強の時間の確保が難しい人
- 法律の勉強が初めての人
- 行政書士試験に不合格になり自分の実力を見直した人
- 長期計画の実行に抵抗が無い人
- 勉強をやり切るための精神力を保てる人
などが、数年単位の長期計画で挑戦する傾向にあります。
私も長期コツコツ型で、行政書士試験を乗り越えた口です。
私はガッツリ仕事をしていて、法律の勉強が初めてでした。
2021年に行政書士試験を受験したときは、書店で購入した行政書士の基本書を数回読んだ程度で、試験日が来てしまいました。
こんなんじゃ、当然不合格です。
1日の勉強時間が確保できなかったので、正直なところ、行政書士試験に合格できるだけの勉強量が確保できないのは自覚していました。
自分が行政書士試験に合格できる見通しが、全くつきませんでした。
そこで2、3年のうちの合格できればいいかな、と思考を切り替えたことで、焦りがなくなり、勉強中もじっくり考えることができるようになりました。
- 基礎知識を固める
- 行政書士試験に太刀打ちできるだけの知識を固める
- 問題に対して自分で考えられるようになる
- 出題形式に慣れる
勉強期間中は、上記のように大まかに意識を分けて、行政書士試験の勉強をしていきました。
長期コツコツ型で勉強をしていくには、行政書士試験に合格するぞ、という意識を強く持ち、モチベーションを維持し続ける精神力が、より必要になります。
年単位で計画していくケースが多いので、行政書士試験に不合格になってしまったことでやる気が無くなってしまったり、長い受験勉強期間で、勉強が続かなくなってしまうからです。
そして、ダラダラ勉強になりがちなので、確固とした勉強スケジュールや、行政書士試験までの見通しをしっかり持っておく必要があります。
短期集中型も長期コツコツ型も、どちらの場合でも、とにかく勉強にはメリハリをつけることがポイントです。
例えば、学習の進捗を月ごとに確認するなど、小さな目標を設定すると、自分の勉強の進み具合を計るだけでなく、やる気UPや継続力にも通ずるので、効果的です。
独学or予備校による勉強開始時期の違い
行政書士試験の勉強をするにあたり、勉強方法を大きく分けると、次の2つに分けられます。
- 独学で勉強
- 予備校を活用して勉強
独学はいつでも勉強開始OK!
いつでも開始できるからこそ、行政書士試験の勉強は1日も早く開始することをおすすめします。
独学ではスケジュール管理から勉強方法まで、全て自分で決めることになります。
そうなると当然勉強開始時期も、いつからでも始めることは可能です。
私は完全独学で勉強をしていたので、痛いほど分かりますが、行政書士試験の勉強をしていて、分からないところも自分で調べ解決しなくてはなりません。
自分で色々調べるので、ある意味、その分力は付いたと思います。
ですが、勉強に掛かる時間はその分多くなってしまいます。
こんな状態が受験勉強期間中は、ずっと続くので、1日でも早く、勉強期限をマックスを1年前と仮定すると、1年前には勉強を開始することがおすすめです。
1年前には、どの教材を使う、どう勉強する、どんなスケジュールで進める、これらは既に決めた上でのスタートが望ましいです。
1日でも、1時間でも、時間をムダにしないでください。
もしも私の様に法律の勉強が初めてであれば、やり切るだけの、かなりの覚悟が必要です。
予備校利用ではスケジュール管理はおまかせ
予備校を利用する場合は、カリキュラムが決まっているので、それに沿って行政書士試験の勉強を進めることができます。
そのため勉強の開始時期も明確で、行政書士試験の6~9か月前から始めるコースが多いです。
もちろん1年前から開講する講座もあります。
講座の内容によって時期がマチマチなので、自分が必要な講座を選び、それに合わせて勉強していきます。
最近はWEB配信の講座も多いので、いつでも勉強がスタートできる環境にあります。
いつでも勉強がスタートできるとはいえ、始める時期は早いに越したことはありません。
また教材も用意されているので、独学と異なり、余計なコトを考える必要もなく、勉強に集中できます。
行政書士試験の難関科目は?早めに準備しておきたいポイント
行政書士試験では、特に以下の科目が難しいとされています。
特に予備校を利用する場合、予備校が始まる前に時間があるのであれば、前もって押さえておきたいのが行政法と民法です。
講義を聴いて、1回で理解するのも難しいので、予習してから講義に臨むことをおすすめします。
- 行政法
- 民法
- 基礎知識
行政法は出題数が多く、得点源にすべき科目
行政法は、行政書士試験の中で要となる科目です。
出題数が多く、得点源にしなくてはならない重要科目です。
また出題形式も、五肢択一式、多肢選択式、記述式と、様々な形で出題されるので、回答方法に慣れておくことも重要です。
知識があっても、出題形式に沿った回答(アウトプット)ができない場合があるからです。
また基礎知識を押さえておくことがベースですが、条文や判例を早めに暗記しておくと、後に続く勉強が楽になります。
民法は理解しにくいので、じっくり、そして効率的に勉強したい
行政法の次に配点の高いのが民法です。
民法はじっくり、だけど効率的に勉強していきたい科目です。
民法は条文数も多いですが、全ての民法の内容が出題される分けではありません。
そのため過去問を使用して効率的に勉強する必要があります。
民法は古い法律でもあるので、言い回しが分かりにくかったりしますし、あちこちに関連しているケースがあります。
実際の問題になると登場人物が紛らわしいなども考えられます。
行政書士試験の勉強期間中は、慌てずじっくりと、内容を理解することに努めると、だんだん回答できるスピードもアップしていきます。
範囲の広い基礎知識は、直前期に固めるのが一般的
2024年行政書士試験から一般知識が基礎知識と改められ、一部出題内容も変更になりました。
行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令という出題内容が追加されたのですが、この分野は諸法令ということで、勉強範囲を絞ることが可能です。
そのため基礎知識は点数が取りやすくなったと考えられなくもありません。
一般知識の政治、経済、社会は範囲が広すぎて取り留めもなく、勉強がとてもやりにくい科目です。
要はこの一般知識の出題数が減って、諸法令が入ったということなんですね。
それでも、この基礎知識は全体を通して、文章理解があったりと出題範囲が広いことに変わりはありません。
足切りもあるので疎かにできませんが、まずは落としてはいけない分野を先に勉強して、一般知識は直前期(9月前後)から勉強を始めるなど、対策が必要です。
まずは一歩踏み出すことが重要!勉強を始めるための5ステップ
行政書士試験の勉強を始めるとき、まずは何をしておけばよいのでしょうか。
試験勉強前の下準備のステップを考えてみました。
あくまで行政書士試験の勉強を始める前に、決めておきたい事項です。
- 独学か予備校か勉強方法を決める
- 合格する時期を決める(短期or長期で合格を目指すのか)
- 行政書士試験の全体像の把握
- スケジュール作成
- 教材選び
人によって生活サイクルが異なるので、それにより上記他考えなくてはならないことがあるかもしれません。
ですが最低限必要なステップを挙げましたので、参考にしてみてください。
独学か予備校か勉強方法を決める
独学ではスケジュールも勉強方針も、使用するテキストなどの教材も、行政書士試験にまつわるすべての事柄を、自分で決めなくてはなりませんが、自分でコントロールできるのであれば、とても自由度が高いです。
一方、予備校を活用するとなると、当然予備校に掛かるお金が必要になるので、そのことも加味して考える必要があります。
予備校の活用であればスケジュールも教材も、行政書士試験の勉強に対してレールが引かれています。
分からないところは質問することができるので、それこそ行政書士試験の勉強に専念することが可能です。
予備校での講義の開始時期や、その講義が自分に合うのかをまずは吟味する必要があります。
自分にあった予備校でないと、時間もお金も無駄にしかねないので、自分に何が必要か考えたうえで予備校を検討することをおすすめします。
合格する時期を決める(短期or長期で合格を目指すのか)
合格目標がいつであるか決めておきます。
この合格する時期によって、スケジュールの立て方が変わってくるからです。
行政書士試験の勉強開始時期により、合格目標が今年か来年か、変わってくるでしょう。
また法律の勉強の有無や、仕事の有無、勉強にどの位時間を費やせるのかにも関わってきます。
自分の生活環境に合わせて、無理なく目標設定をすることがおすすめです。
行政書士試験の全体像の把握
行政書士試験の全体像を把握することで、勉強スケジュールが立てやすくなります。
また何に力を入れて勉強すべきか、どんな勉強をすべきかが見えてきます。
行政書士試験の全体像の把握として、押さえておきたいことは、
- 行政書士試験日
- 行政書士試験の願書の出願日
- 試験時間
- 試験科目
- 各試験科目の出題問題数
- 出題形式
最低でもこれだけは把握して、自分の勉強に取り入れることをおすすめします。
どう取り入れるのかというと、
行政書士試験日は、スケジュールの逆算に必要です。
願書の出願日は、勉強に取り入れるというよりも、忘れてしまうと受験できなくなるからです。
また、できれば早めに出願することをおすすめしたいです。
というのも、試験会場はいくつか選ぶことになりますが、できれば第1希望の試験会場で受験したいところです。
あまり遅い時期に出願すると、会場の定員により、第1希望の試験会場から外れてしまう可能性もあり得るからです。
会場に行く交通の便や掛かる時間は、試験当日結構なストレスになります。
試験日の天候や、もし電車が遅れたり止まってしまったら……そんな事を考えたら、あまり遠い会場で受験したくないですよね。
試験時間に関しては、3時間ですが、自分の回答スピードに関わってきます。
回答の時間配分、それに対する受験勉強中の練習も重要な要素です。
試験科目を確認しておくのは当然です。
試験科目を知らないと勉強ができません。
各試験科目の出題問題数を確認しておくことで、勉強時間の配分に役立てることができます。
得意、不得意科目もあるでしょうが、やはり重要な行政法と民法をガッツリ勉強する必要があります。
最後に出題形式ですが、この出題形式によって、アウトプットの方法は多少なりとも異なります。
そのため過去問や模試を利用して、出題形式に慣れておく必要があります。
例えば行政書士試験の記述式試験は、40字程度の文章を書くだけです。
そうは言っても、苦手な方も多いので、記述式の練習というよりも、アウトプットの練習をしておくべきです。
勉強スケジュールを立てる
ここまでのステップを加味した上で、行政書士試験の勉強スケジュールを立てていきます。
自分の生活スタイルに合わせた、無理のないスケジュールを立てることが、長丁場の勉強期間を乗り越えるコツでもあります。
独学の場合は即勉強開始!
予備校を買う用する場合は、講義開始時期を加味してスケジュールを立てます。
その場合、時間をムダにしたくないですから、講義が開始する前であっても、行政法や民法のテキストを読んでおくなど、勉強スケジュールを入れておくなどしておきたいところです。
教材を選ぶ
最後に教材選びです。
予備校を活用するのであれば、それに準じて用意すればよいのですが、独学の場合は、自分でどれを使うか決めて用意しなくてはなりません。
法律の勉強が初めての方であれば、
- 行政書士試験の全体像が分かる基本書
- 過去問
最低限これだけは必要です。
勉強の仕方によっては判例集や、記述式問題集などを使用することも考えられます。
自分のレベルや勉強深度によって教材は変えていく必要があるので、法律の勉強が初めての方ならば、まずは基本書から用意してみましょう。
情報収集はブログやYouTubeなどでできます。
これは予備校選びにも言えることですが、特に実際に使用した人の情報を集めることを、切におすすめします。
予備校選びであれば、実際に自分で無料体験をしてみる、教材であれば実際に書店でてに取って中身を見てみる、とにかく自分の目で見て感じることが重要です。
今回のまとめ。行政書士試験の勉強は1日でも早く始めて!
なぜなら行政書士試験の出題範囲は、とても広く、決して簡単な試験ではないからです。
特に法律の勉強が始めての方の場合は、1年など長いスパンで計画を立てておくことがおすすめです。
法律の勉強が初めての方でも、勉強にガッツリ時間を使えて、1日5時間、8時間勉強ができるのであれば、短期間合格も夢ではありません。
それこそ年明けから、4月から、勉強開始もありです。
ですがこの短期間での勉強スケジュールであれば、法律の勉強をしたことがある方の方が、合格は現実的です。
Googleなどで検索すると、何カ月で合格、何時間で合格、という検索結果を見かけます。
でもこれって、統計かもしれませんが、数字でしか見ていませんよね。
その人個人の生活環境、バックグラウンドは無視した話です。
行政書士試験は簡単、だからすぐ合格できる、という意見も見たりしますが、そんなに簡単なら、合格率はもっと高いです。
行政書士試験は国家資格です。
法律は国が決めたルールですから、それこそ信頼が大切です。
法律を扱う国家資格が、ホイホイ簡単に合格できるものではありません。
だからこそ、行政書士試験の受験を決めたなら、1日でも早く無理なく勉強を開始することをおすすめします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。